第3回7月8日放送

リポーター・丸井純子さん:院長、今回も宜しくお願いします!
初めて血管外科を受診する場合、下肢静脈瘤かどうかの診断は、どんな流れで行われるんでしょうか?

宇藤院長:こちらこそ宜しくお願いします! はい、初めて診察に来られた場合には、まず問診票に記入していただきます。それから、お困りの症状、既往歴やアレルギーの有無などをおたずねします。

丸井さん:なるほど。たとえば、「下肢静脈瘤に伴う症状が何かありますか?」という問いに対して複数回答可で、「足がだるい、むくむ、張った感じがする、痛い、つる、重たい、立っていられない、足の皮膚がかゆい、ムズムズする、黒ずんでいる、赤くなる、出血する、化膿しやすい」…と、色々あるんですね!

宇藤院長:そうですね。下肢静脈瘤は、足が重い、だるい、むくむ、などのうっ血症状や皮膚の痒みや色素沈着などのうっ滞性皮膚炎が起きる病気なんですけれども、このような症状は下肢静脈瘤以外の病気でも見られることがあります。そこで、まずは患者さんから十分お話を聴く「問診」が大切なんですね。

丸井さん:なるほど。その後の流れはどうなりますか?

宇藤院長:はい。問診票に記入された内容をもとに、視診と触診を行います。まず足の症状が下肢静脈瘤によって起こっているのか、他の病気によるものなのかを見極め、患部を見て、静脈瘤の場所や膨らみ具合、むくみや皮膚の変色がないかを見ていきます。

丸井さん:視診と触診のどちらも行っていくんですね。

宇藤院長:そうなんです。視診や触診のあと、「超音波検査」を行います。足全体の静脈の様子をエコーで調べていきます。これはまったく痛みのない検査ですのでご安心ください。超音波検査の結果をふまえて患者さんに病状の説明を行います。当院の場合は、患者さんにわかりやすいよう重症度を5段階で評価しているのですが、うっ血症状の強い3段階以上の患者さんには、積極的な(根治的)な治療をお勧めしています。

丸井さん:検査結果をもとに下肢静脈瘤と診断されたら、医師とじっくり話し合って、最適な治療法を選択するのが大切なんですね。通常の診療・検査はすべて健康保険が適用されるとあって安心ですね!

宇藤院長:はい、そして、下肢静脈瘤は命に直接かかわる病気ではありません。
しかしながら、自然に治ることはなく、ゆっくりですが進行していく病気です。血栓や皮膚炎など、病状によっては急いで治療を始めたほうが良い場合もありますので、静脈瘤をお持ちの方でご心配の方は、一度専門医にご相談されてはいかがでしょうか?

丸井さん:院長、どうもありがとうございました!


 
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