毎週火曜よる9:54

3月15日

今回は、『妊婦さんと漢方薬』について
お話:福田病院 河上 祥一 病院長


漢方薬と言ってもやはり薬ですので、西洋医学に比べると、その数が少ないものの「絶対に無い」とは言えず、一般的な他の薬と同様アレルギーの出る方もいらっしゃいます。
薬と言うのは、ほとんどが腎臓か肝臓で代謝されるものですからので、漢方薬も人によっては肝臓や腎臓の機能に影響の出る方もいらっしゃいますので、医師によく相談をしてきちんと決めてもらうことが大事です。
妊娠中に多く見られる症状のひとつに『むくみ』があります。
西洋学に無い薬で一番代表的なものは、この『むくみ』を取る「利水剤」です。
西洋医学では「利尿剤」といって尿をたくさん出す薬がありますが、これは妊娠中使用できません。
漢方薬の「利水剤」は体内の水を動かすものです。
「利水剤」は、いきなり尿がたくさん出る「利尿剤」とは違い、ある程度の頻度で出せる効能があり、結果、むくみの解消が期待できるものですので、妊娠中、むくみが極端にひどいときに処方されます。
あと妊娠中に多く見られる症状に『静脈瘤』があります。
一般的に、見た目だけの問題でしたらご本人が我慢すれば良い事ですが、『静脈瘤』に伴う痛みが強い症状が出ると苦痛となります。
妊娠中、『静脈瘤』に効果的な西洋医学の薬が使用出来ない場合、やはり漢方薬ということになります。
このほか『風邪』に対しても、西洋医学の薬に比べますと昔から使われている漢方薬の方が比較的安全なものが多いと言われているため、希望される妊婦さん側から方は多く見受けられます。
しかし「漢方薬だから」という思い込みだけでの服用は危険ですので、先程も申し上げました通り、妊娠中の薬の服用に関しましては、西洋医学の薬でも漢方薬におきましても、医師とよく相談をして頂くことが重要だと思います。
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