毎週火曜よる9:54

7月12日

今回は、『妊娠中気をつけたい症状(2)』について
お話:福田病院 河上 祥一 病院長


「妊娠高血圧症候群」は、以前は「妊娠中毒症」と言われていましたが、病名が変わり「妊娠高血圧症候群」と呼ばれるようになりました。
病名も変わりましたが、中身の内容も変わりました。
「妊娠中毒症」の時には、高血圧、たんぱく尿、浮腫のうちのどれか1つでも症状があれば妊娠中毒症と診断されていましたが、「妊娠高血圧症候群」は端的に言うと、血圧だけです。
ただ、たんぱく尿が出れば高血圧になる可能性が高いので要注意ですので定期的な妊婦健診は受けましょう。
塩分の濃い食事を摂られている方、家族に高血圧の人がいる方、以前に高血圧症候群になったことがある方は特に注意が必要です。
一番症状が重いのは「常位胎盤早期剥離」と言って胎盤が剥がれたり、 子癇(しかん)と言ってけいれん発作や意識がなくなったりして、お母さんとお子さん両方の命にかかわってきます。
症状が軽症であれば妊娠を継続できますが、「妊娠高血圧症候群」が進み最終的には赤ちゃんを出してあげて妊娠を終わらせることが一番の治療となります。それにはタイミングが必要で、例えば妊娠35週を超えていればお母さんの体のことを心配して赤ちゃんを出しましょうとなりますし、35週以内なれらお母さんとお子さんの状態の兼ね合いを見てどうするか決めますし、降圧剤の薬を飲んで様子を見るということもあります。
日頃から塩分を控えることや妊婦健診をきちんと受けることが大事ですね。
 
【Backnumber2016】
【ホーム】

(C)2012 TKU
All right
reserved.