10月11日放送
「糖尿病の現状と課題」
熊本市医師会 笹原 誉之医師


Q)糖尿病の現状について
A)先月、厚生労働省から、糖尿病に関する数字が発表されました。
「糖尿病が強く疑われる」という人が、前回の調査から50万人増えて、およそ1000万人。
また、「糖尿病の可能性を否定できない人」いわゆる予備軍も、およそ1000万人と推計されました。
今回の調査で、予備軍は減っているものの、患者と強く疑われる人の増加は続いていることが分かりました。増えている要因としては、糖尿病になる割合が多い高齢者が増えていることが影響していると考えられています。一方、予備軍が減少傾向にあるのは、特定健診などメタボリックシンドロームへの対策が進んでいるとみられています。

Q)課題としては?
A)糖尿病が強く疑われる人のうち、約4人に1人が治療を受けていません。
糖尿病は、初期には自覚症状が出にくく、治療の遅れにより重症化することがあります。
大事なことは、糖尿病と診断されたら、かかりつけ医を受診し適切な治療を継続して行うことです。

現在、治療法も飛躍的に進歩しています。薬の種類も増え、一人一人に合ったお薬を選択することができますし、注射や検査も痛みの少ないものになっています。
また、治療を受けていても、その半数の方が血糖管理の目標値を達成できていません。
糖尿病の怖いところは、様々な合併症を引き起こすことです。病院を定期的に受診しているからと過信せず、しっかり血糖コントロールを行いましょう。
皆さんも日ごろから、バランスの良い食事や適度な運動など、生活習慣の改善に取り組むことを心がけてください。
 

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