10月25日放送
「糖尿病と動脈硬化」
熊本市医師会 大嶋 秀一 医師


糖尿病の合併症として、細い血管の障害によって起こる網膜症、腎症、神経障害等の三大合併症と、太い血管の障害で起こる脳梗塞、狭心症や心筋梗塞、下肢の閉塞性動脈硬化症等の大血管合併症があります。

脳梗塞や心筋梗塞は突然起こり、命を落とすこともある怖い病気です。
これらは、いずれも動脈硬化が原因で、糖尿病は、その動脈硬化の進行を早めてしまいます。
糖尿病の患者さんは脳や心臓の梗塞が健康な人の2-3倍の確率で発生し、死亡リスクは2倍あると報告されています。

動脈硬化は、自覚症状なしに進行します。
検査としては、超音波検査や運動負荷試験等の一般的な検査に加え、造影CT検査や血圧脈波検査で診断し、カテーテル治療やバイパス治療等の治療方針を決定します。

大事なことは、これらの検査による早期発見、早期治療です。加えて、こまめな飲水で脱水を防ぐこと、ふろ場など急激な気温の変化がないように注意する、もし発作が起こったら救急車で専門医を受診してください。
脳梗塞や心筋梗塞の予防のためには、コレステロールや血圧のコントロールに加え、なによりもA1c値を7%以下になるように、糖尿病を厳格にコントロールすることが重要です。
 

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