後藤 祐太
TKUアナウンサー 後藤 祐太 Yuta Goto

地震。

ようやくゆっくりした時間を過ごせています。
家族を放ったらかし、でも県民のため、これが自分の使命だと言い聞かせ、現場に出る毎日。
現場の状況、現場の声がどれだけ皆さんに届き、どれだけ伝わっているのか、伝えたいことが100%伝わっているのか分かりません。
何度家に戻ろうかと、子供たちの側にいてあげようかと考えたか分かりません。

でも現場に行くと、そんな思いはすぐに消えていました。
見慣れた街の変わり果てた姿、ぎゅうぎゅう詰めで寝泊まりする姿、寄り添うように車の中で過ごす高齢者の姿。
その一方で、黙々とサポートするボランティアや自衛隊の方々、自分も被災しているのに笑顔で配食を手伝う子供たち。
俺たちゃ負けんばいって気を吐き復興に動き出す人々。
悲しいことも嬉しいことも、憤りも…
様々…。
伝えたいこと、伝えなきゃいけない事はたくさんあると思います。
でも現実はなかなか全部は伝えられない。
それが一番もどかしいのかもしれません。

でも僕らにできる事は、情報の発信。それに尽きると思います。
僕らの発信する情報が、きっと、巡り巡って被災者のためになると信じて。
被災地の復興の後押しになると信じて。

被災者に寄り添う。これを忘れた時、僕らは邪魔者でしかない。
被災者のために、その思いだけは忘れる事なく、自分にできる事、情報を届け続けます。

アナウンサーたるもの、伝えたい事は短く、簡潔に、正確に。
まだまだ未熟者ゆえ、長文になってしまいました。

皆さん熊本城を見てください。
まだまだ頑張っていますよ、何とか踏ん張っていますよ!
きっと僕らの復興を見届けていると思います!
一緒に頑張りましょう!!!

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