文治じーの米作り⑤
稲も順調に生育し、いよいよ田植えへと入ります。
山都町の田植えはだいたい5月末ごろ
毎年、家族全員で日程を調整し、総出でお手伝いするんですが、今年の5月と言えば、熊本ヴォルターズがB1昇格をかけてプレーオフに進出したため、出張続きとなり私だけは参加できませんでした
山あいにあり自然を生かした棚田のため、機械だけでは当然植えられない部分もあるため、田んぼの端や、いびつな形の田んぼには、ご覧のように手作業で植えていきます
週末を使い丸2日間。家族や親せき総勢10人で田植えは完了。
下の写真は田植え終わりの夕方の1枚。
周りの山々を映す鏡のような田んぼに、綺麗に並んだ稲の列
(写真では少し見づらいが…)
これから約4か月間、台風や大雨の災害、シカやイノシシなどによる食害などが無いよう祈りながら、生育を見守るのです。
さぁ、収穫まで、しばし休憩…
と言いたいところですが、そうはいかないのが米農家の大変なところ
収穫までは、順調に生育するように①田んぼの水の管理、②稲がスムーズに育つよう、風通しを良くするためにあぜ道などの草刈り、③シカやイノシシが入らないよう電線張りや夜中の田んぼの巡回…などなど。
やることはたくさん。
毎日毎日、地味な作業を続けながら稲の生育を見守り続けるのです。
でも文治じー曰く、「子供が成長していくように、毎日毎日稲の生育を見るのは楽しい」そうです
だからこそ、台風がきて稲が倒れたりすると、これまでの努力が無駄になるんですね(農家って本当に大変)
そんな作業を1日も欠かさず、およそ4か月。
今年は何とか台風などの被害もなく、無事に収穫の時を迎えました
次が最終回かな?いよいよ稲刈りをし、今年の新米誕生です
お楽しみに