豪雨災害
この度、熊本県を中心に襲った豪雨災害。
まずは、犠牲になられた方々に心よりお悔やみ申し上げます。
そして被害に合われた方々に謹んでお見舞い申し上げます。
抱いていた不安は現実になってしまいました。
前日に、明日の大雨には十分注意してくださいと、中継でお伝えした言葉がどれだけの人に危機感として
伝わったのだろう。
もっと、私がきちんと伝えられていたら。
「これはやばいぞ」と多くの人に思わせる言葉を紡いでいられたら。
「後藤が言うなら気を付けようか」と思ってもらえる人であれたら…。
私の心の中にも、ここまではならないと、慢心があったのかもしれません。
本当に悔やまれます。
発災して、私は人吉を中心に現地から被害の状況を中継でお伝えしてきました。
想像以上で言葉もありませんでした。
私が知っている人吉ではありませんでした。
そして熊本地震の時もでしたが、どれだけ中継しても、どれだけ取材し企画にしても
テレビで伝えきれない場所や情報の方が多い。
もっともっと細かいところまで目配せしなければ本当の被害は伝えられない。
今後も何度も何度も被災地に足を運びます。
被災した人のためになる、力になる、役に立つ報道を心掛けます。
熊本地震、新型コロナ、そして豪雨。
本当に歯がゆい。
頑張ってくださいって言葉が軽すぎて言えないくらい…
でも少しづつ前に進むしかないんですね。
それを支えられるメディア、人であれればと思う。
まずはまだ行方が分からない人たちが、早くご家族の元に帰れますように。
そして皆さん、引き続き雨への警戒をお願いします。