しゃべる人の気持ち・・・熊本城マラソン
1万2000人のランナーがいて、一斉にスタートする。
そこで誰が1位になるのかをきちんと伝える。
シンプルに考えれば、私に今課せられた仕事はそんな感じです。
いよいよあと4日に迫った熊本城マラソン、今年も第一移動車で有森裕子さんとともに実況を担当します。
冒頭のギモンの答え、「そんなの川内優輝だろう」。
川内選手の出場を知っている人なら当然そう考えるでしょう。
でもしゃべる側の気持ちとしては、だからそれだけでいいという結論には至りません。
1.川内選手を倒す気概を持った地元ランナーはいないか?
2.川内選手にアクシデントがあった場合はどうするか?
3.逆に川内選手が最初から最後まで独走したらどうするか?
いろんなパターンを考えます。
3番のパターンに関しては、先月の奥球磨ロードレースの際川内選手とじっくりお話する時間をいただき、材料は揃えました。
1番2番については、過去2年レースを見てきた経験とそこで得られた人脈からひたすら取材しました。
上位に絡みそうな選手には、1件1件電話をかけメールをし、アンケート資料を送ってもらいます。
それを狭い車の中で一目で分かるよう、一覧形式にまとめなおします。
そしてコースを試走し、何キロ地点に何があるか?
通りの名前、交差点の名前、名所史跡、地元の応援や、コースに対して選手がどう言っているのかを書きこみます。
今頑張っているのはそんなところです。
1万2000人のランナーから誰が1位になるのか?
私自身が一番楽しみにしながら、本番に臨みたいと思います。