七夕の疑問① 1年に1度と言われても・・・
この季節になると多くなる、七夕飾りの短冊を見るのが好きです。
なんとなく世相を表しているようで。
ところでこの七夕、中国の伝説で結婚した織姫と彦星が仕事をせずに遊んでいたため、
天の川の両側に引き離してしまったというお話。
悲しみのあまり2人が毎日泣き暮らしていたため、
かわいそうに思った神様は2人が真面目に働くならば1年に1度
7月7日の夜に会わせる約束をしたというストーリーです。
でもこの七夕伝説、私にはツッコミどころ満載の物語に思えるのですが。
その①織姫と彦星は1年に1回は会えない
実際の空では、織姫はこと座の1等星ベガ、
彦星はわし座の1等星アルタイルで、
国立天文台によると両者は14.4光年離れています。
つまり、どちらかが神様からお許しを得て光の速さで会いに行ったとしても、
14年はかかってしまいます。
行って14年、帰って14年・・・。
頑張っても1往復28年かかる2人に1年に1度しか会ってはいけないなんて条件を課して、
神様はなんてむごいことをおっしゃるのでしょうか(笑)
どうせならずっと一緒に居させてあげればいいのに。
写真は本文とはまったく関係ない水俣市の寒川水源。
水のせせらぎが心地いい場所でした。