郡司 琢哉
TKUアナウンサー 郡司 琢哉 Takuya Gunshi

「しゃべり続けるしんどさ」と「伝えられないつらさ」

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春高バレー熊本県大会は女子決勝が近年まれにみる大激戦となり、
鎮西が信愛女学院の30連覇を阻止するというドラマで幕を閉じました。

今年は放送枠が当日夕方だったので、体育館から中継車経由で映像を本社に送り、
本社にいるスタッフが高速編集して放送に乗せるという方法で行われました。

ところが当日は女子準決勝と男子準決勝で1試合ずつ「フルセット」の試合が発生し、
女子決勝が予定よりも遅くスタート。
その女子決勝がフルセットとなったため、放送時間中に男子決勝が始まり生放送に。
結局男子決勝の1セット目の途中で放送が終わるという結果になってしまいました。

女子の決勝戦をほぼ生に近い時間帯でお伝えできた一方で、
男子決勝を楽しみにしていた方には申し訳ない展開になってしまいました。

さて、決勝の実況担当は女子が後藤アナ、男子が私。
近年はほぼ交互に担当を入れ替えています。

後藤アナ、
第1セットは鎮西が大差をつけて先取。
第2セットは鎮西大きくリードを広げるも信愛が驚異の粘りで大逆転。
第3セットは一進一退の展開も鎮西が競り勝ち初優勝に王手。
第4セットは終盤までもつれる展開、信愛が2度のマッチポイントをしのぎタイに持ち込む。
第5セットは終始リードの鎮西がとって初優勝を決める。
との展開。のどのパワーと集中力の持続、
さらには近づく放送時間を意識しながらのフルセットでほんとうにしんどかったと思います。

対して私、
第1セット 生放送で男子の試合開始~まさかの放送終了。

ちなみに放送終了後も「記録用」のしゃべりと収録は続け、
試合は鎮西が城北をストレートで破り7連覇を達成しました。

後藤アナもしんどかったでしょうが、私もつらかったですよ。
男子の選手や保護者、楽しみにしていただいた視聴者のことを考えると。

でも、できるだけ生の臨場感に近い形でお伝えしてる都合上、
どうしてもこうなる場合があるということをご理解ください。

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写真は大会初日1~2回戦の取材。会場は熊本工業高校体育館です。
会場に足を運び関係者に話を聞くことで実況に生かせる情報を収集します。

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こちらは大会2日目準々決勝、県立総合体育館にて。
アップゾーン近くで取材するといろいろなものが見えてきます。
控え選手の気持ち、ミドルブロッカーの気持ち、リベロの気持ち。

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