郡司 琢哉
TKUアナウンサー 郡司 琢哉 Takuya Gunshi

しゃべる人の気持ち 熊本城マラソン2016

熊本城マラソン2016は、
残り150メートルまで勝負の行方が分からないという歴史に残るデッドヒートを制し、
杉枝真二選手の初優勝で幕を閉じました。

私は今年も第一移動車で先頭集団の模様を実況させていただきましたが、
私自身こんなに手に汗握る展開はなく感動と興奮の優勝争いを間近で見ることができました。
うまくお茶の間に届けられていればよいのですが・・・。

毎年思うことを、毎年書かせていただきますが、
この熊本城マラソンの前だけは正直不安で眠れない日が続きます。

市民ランナーの大会、参加人数は1万2000人。

まず優勝候補は誰か、序盤先頭集団で走る人は誰か?
この辺りは、過去の経験からの人脈とランナーたちからの情報提供以外にありません。

ある選手に電話をかけると
「〇〇大学(関東)の、〇〇選手が出るみたいですね。
『優勝を狙う』ってSNSに書いていたそうですよ」と教えてくれます。

慌てて出身高校の監督に連絡先をお聞きし電話をかけてみると
「楽しんで走ります、3時間半くらいですかね」と笑い飛ばされ、
「頑張ってください」と言って電話を切ることもありました。

そんなこんなでやり取りすること数10件。
でも1万2000人の中で私が連絡取ったのは1%未満。
隠れた名ランナーが2時間15分で独走するんではないか?
そんな不安な気持ちに毎年さいなまれます。

今回はエリック・ワイナイナ選手のゲスト参加もありました。
「楽しんで走る」とのことでしたが、いざスタートしたら勝負本能に火がついて、爆走が始まるんではないか?
終わってみれば取り越し苦労でしたが、実況アナウンサー仲間ではそんな想定も少しだけしていました(笑)

来年熊本城マラソンに出場しようという方で、もし「俺は2時間30分を切る!」という方。
いらっしゃったらレース前にぜひご一報ください(笑)

ランナーの皆さま、ボランティアの皆さま、応援の皆さまお疲れさまでした。
そしてテレビをご覧の皆さま、ありがとうございました。

kumamotojyo-2016-1

第1移動車、私から見た景色です。
レース当日朝7時、TKU駐車場を出発!

kumamotojyo-2016-2

事務局からいただく1万2000人分の参加者名簿。
印刷すると電話帳みたいになります(笑)

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