郡司 琢哉
TKUアナウンサー 郡司 琢哉 Takuya Gunshi

熊本地震② それが「前震」になるとは

「地震が起きたらまず会社へ」
私は中学校から車を走らせ、会社に向かいました。

幸い道路の破損も大きな渋滞もなく、10分ほどで会社に着きました。
アナウンサーでは荒木アナとほぼ同時で一番乗りだったと思うのですが、
これは単純に地震発生時どこにいたかによると思います。

先述の通り、私はバレーボールをしていてTシャツ短パンで汗だくだったので、
とりあえずスーツに着替えてスタジオに入れるようにし、報道センターで情報収集にあたりました。

「益城町で震度7」

家屋の倒壊、火災の発生、落石による交通への影響・・・
信じられないような情報が次々と飛び込んできては、それを原稿にまとめ、
スタジオに入って全国放送でお伝えするという流れが、翌日の昼くらいまで続いたと思います。
正直、何回オンエアーしたかも覚えていません。

15日昼、被害の大きさから夕方のみんなのニュースは全枠全国放送となり、
私たちローカルのキャスターの出番はなくなることが決まったので、
私は上司と相談して現場に出ることにしました。
もっとも被害の大きかった益城町へ。
そして18時50分台の中継で、被災した家族の声を届けました。

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益城町では、倒壊した家屋が道路の一部をふさいだり、道路の損壊が激しかったため渋滞が激しく、
普段なら5分で行ける移動に30分くらいかかりました。

結局帰宅したのは深夜。
私はマンションに住んでいるのですが、家族はより安全なところに移しました。
つまり家には私1人。

「あれだけの大きな揺れ、絶対に大きな余震は来る。でも余震は本震よりは小さいはず」
そう思っていました。

まさかあの地震がのちに「前震」と表現されることになるとは・・・。

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