郡司 琢哉
TKUアナウンサー 郡司 琢哉 Takuya Gunshi

熊本地震⑦ 熊本のシンボルが無残な姿に

健軍からTKUのある北区徳王までは、市電が走る県道いわゆる電車通りを通ってほぼ1本道。
普段なら30分くらいで着きます。

この日は土曜日なのに市電は運休、車もあまり多くなく、
消防・救急などの緊急車両が頻繁に行き来しています。
一部信号機が止まっていて警察官が手信号で対応していたり、街灯がありえない方向に曲がっていたり、
どこを見渡しても日常とはかけ離れた光景が広がっていました。

ちなみに車が少ないと感じたのは午前中だけで、午後には各地で大渋滞となっていたのですが・・・

そして通町を過ぎたころ、また信じられない光景が。

往路の時は真っ暗で気づかなかった熊本城の石垣崩落。
崩れた石垣は県道沿いの神社の社務所を飲み込んでいました。

損壊は石垣が53か所、国の重要文化財が13か所、復元建造物が19か所。
もちろんこれらは、時間がたってから分かったことです。

熊本のシンボルは、皮肉にも熊本地震の象徴的な存在となってしまいました。

kumamoto

※写真は5月11日報道公開時に頬当御門付近から撮影

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