九州北部豪雨、山岳・航空機事故…。
数々の事件事故現場に一緒に行った
熊本御用達の日産キャラバンが
いよいよ壊れその役目を終えました。

記者に大切な飛び道具は

◯　映像飛ばす伝送機器
◯　記者運ぶ車両
◯　デスクに熱い声を届ける通信機器

キャラバンは足元からは雨水が入り、
窓をガムテで張って頑張りましたが、
最後は対面する間もなく
28万キロの長寿を全うしました。
ありがとう！本当にありがとう。

で、新人がコイツ！！
指揮車にもなり、
臨時支社にもなれる相棒です。

名付けて報道覆面機動遊撃車。
覆面パトですので
本人のプライバシー保護のため
これ以上引きの画はご勘弁を。

現場にヒャンヒャン向かう戦車には
秘匿装備が色々あるのです…内装は内緒。

TKU八代住宅展示場第３期オープン！
「おめーは故郷の八代に錦を飾れ」
という理由でセレモニーの司会へ。

やっぱ君と櫓に登り
餅投げ大会にも参戦致しました。

「アナウンサー！！」と叫ばれる方向に
餅を投げましたが…
また「アナウンサー！」。
名前を知らないお母様方…がんばります。
もちろん
「熊本さーん！」と叫ばれる方向に
多目に餅を投げました。

で、櫓の下に降りると
「後藤さん写メいいですか？」です。
その親子には名刺をお渡しました…。

これ生まれた時は美形だったんです。
飲めば飲むほどブクブク大きくなり
気付けばウチヤマ君みたいな顔の三女です。

あやすとワーキャー笑うので
ゆりかごに乗っけて晩酌のお供。

しかし…ねぇ。

パパは三日前に海老蔵と真央さんの
長女を見たんだが…。

もちろん、あーたがいちばん。

市川海老蔵さんの八千代座初日。
半ば本日は芸能記者。
事件事故災害行政街ネタ歌舞伎
なんでも〜ござれ。
八千代座はカメラだらけでございます
。
限られた時間でこっちも質問したいのに
１人でベラベラ聞きまくるリポーター。
「お！あの人ワイドショーでみたことある！」みたいな。

20社近いマスコミが集まるのも当然。
海老蔵さんの2歳になる長女の初舞台です。

初めて見ましたよ歌舞伎。
息を合わせる地方と役者。

役者のリズムやテンポが
まぁなんと心地のいいこと。

結局、言葉を巧く聞き手に注ぎ込む手法は
リズム、要は歌舞伎の名調子だなと。

それは単に一定の、安定した調子ではなく
ゆらぎ、間合い、畳み掛け…キレは良く。
聞くものを惹き付ける言葉のリズム
それはまさに名調子。

学ばせていただきました。

本番をこなした海老蔵さんの愛娘は
パパが舞台で頑張ってる最中
小屋の前で歌舞伎のしぐさを披露し
可愛い役者魂をアピールしていました。

心ちゃん殺害事件から３年。
山室橋に、カーンカーンという
釘抜きを打つ音が響く。
誰かが作ってくれた献花台。

撤去するのは
僅か３年で娘の命を奪われた両親。

自分達で作った訳じゃない。
しかし、
通行の邪魔になると心ちゃんに
苦情を言われているようで辛い。

３回忌の節目で撤去の決意。

遺体を遺棄された現場で
パパとママが壊していく献花台。
「地獄の入り口」という現場で
１枚１枚ベニヤ板を剥がす姿。

なんで両親が
こんなことをしなければいけないのか。

二人が撤去を終えたその瞬間、
1羽の白い鳥が川から飛び立つ。
「心が見にきてたんだね」と
鳥が見えなくなるまで見つめる姿。

その方向は、
あの日、数時間前に心ちゃんが
ひな人形を作った保育園の方向。

幼女誘拐…心ちゃんが行方不明となったその夜に
記者としてリュックの男を知った雛祭りの夜。
「絶対どこかで監禁されて生きている」と
奔走したあの日から３年。

「子供たちが幸せに暮らせる世の中を
作るための報道をお願いします」

献花台を撤去した両親は
報道陣に深々と頭を提げて言った。

「絶対にこの仕事を続けてやる」と。
記者になって７年。
こんなに強く思ったことはありませんでした。