中継のナイショバナシ。
中継する記者の片耳にはイヤホン。
しかしわたくし、
両耳に突っ込んでおります。
マニアックな裏話にお付き合い下さい。
写真は本日の捜査本部中継です。
左の受信機から左耳のイヤホンに入ってくるのは
スタジオの音声だけを中継現場に送り返す通称マイナスワン。
要するに僕が喋って放送されている音を
そのまま現場で流すと
ハウリングで自分の声が遅れて聞こえてくるため、喋りにくくなるのを防ぎます。
スタジオとの掛け合いをしやすくする回線です。
で、右側の腰ベルトに付けているのは
インカムです。
中継車、本社、カメラマンの意志疎通ツール。
よく口元にマイク付けてスタッフが喋ってるやつですね。
これのマイクを取っ払い、右耳に入れるのがしっくりスタイルです。
中継中は右耳からTKU、フジテレビのサブのやり取りがガンガン流れてきます。
それを聞きつつ自分のリポートをガンガン進める…。
スタッフの声が聞こえていたほうが、
「何があっても大丈夫」という安心感を
感じられるので…毎回インカムをおねだりしてます。
これなら残り秒数を出すFDがいなくても
中継が可能です。
右耳、左耳、自分の喋り。頭を3分割。
裏話でした。