ともに。
6回目の被災地、宮城・石巻へ。
震災発生の時間は追い込み編集で過ぎていきました。
被災者に節目はありませんが、
5年通って明かしてくれる話があります。
5年たったから塞いでしまいたい記憶も。
失ったもの、失わなかったもの。
震災があったから得たもの。
笑顔の向こう側にある苦しみに寄り添うことはできないけど、
伝え続けていく大切さを一層強くしたのでした。
「暗く悲しい話もあるけど、
こうして笑いながら生きてる姿を
伝え続けて下さい」
足を運ぶ度に、奮い立たされて帰ってきます。
最後の夜。
震災から1年後に出来た居酒屋で
取材を続けてきた皆さんが歓迎会を開いてくれました。
店の名前は「縁」。
震災が繋いだ縁を大切にしよう。
お前は通い続けて伝えろと励まされました。
5年前のあの日、酒を酌み交わすなんて想像しなかったですよね。
お互いにそんな話をしながら夜は更けて。
また会いにいきます。