時間を巻き戻す。
業務の合間を縫って
4月14日の前震から10日間で
中継車などの飛び道具から局に伝送された映像をプレビューし、
時間・場所・記録された全てをキャプションする作業を始めています。
ここにキーワードを埋め込むことで
熊本地震アーカイブのはじめの一歩。
その数10日でざっと700本。
FNN取材団の涙と汗の記録です。
しかもこれらは伝送分のみ。
直接局に持ち上がった取材カメラのデータを10日分で区切っても…膨大にあります。
映像を丹念に見て記録する地味な作業ですが、
埋もれた記録と記憶を掘り起こす作業でもあります。
電波に乗っていない映像、声との遭遇。
熊本地震とはなんだったのか。
これから何を掘り下げるべきか。
見るのが辛い映像も多いですが、
疲弊した心を撫でてくれるような
優しい声や表情ともたくさん出会える作業です。
まだ70本…時間軸としては4月17日の午前9時までしか見てませんが…。