惜別。
夕方ニュースを解説して9年。
元熊日新聞編集局長の平野有益さん最後の日。
活躍を振り替えるVTRを作り、平野さんの感想は
「行儀よく終わらず、キャスターのリアクションが痛快でした」。
そんな人なんです。
真面目に予定調和は嫌いな方でした。
温厚で矍鑠とした振る舞いですが、
酒飲んで記者論を語りだすと
本当に厳しく、ジャーナリスト魂の熱い人。
「誰のために、誰を向いて記者をしてるんだ君は?」と。
印象深いのは
少年鑑別所から少年が脱走した事案。
ミスを認めず情報を出さない法務省。
「なぜ国の機関のミスを、
県民の税金使ってヘリ使って
わざわざ探さないといけないんですか?」と
怒りの解説。
現場の記者として頼もしく
法務省は直後に会見をやっと開きました。
本番後、
いきつけの飲み屋にも
たくさん連れていって頂きました。
慰労会はいつかやりましょう。
これからは「ボチボチ雑文書くよ」とのこと。
本当にお疲れ様でした。