荒木さん
復帰をしたら、まずこの記事を…と思っていました。
あふれる思いをどう綴ればよいか、ずっと考えていました。
でも、いまだにうまく整理できていません。
荒木さんが初めて私にかけてくださった言葉を今も鮮明に覚えています。
『お父さんお母さんはふるさとを離れて就職することに、何と言っていますか?』
…TKUのアナウンサー就職試験の面接でのことです。
柔らかな表情で尋ねてくださった記憶があります。
今振り返れば、人情味ある、家族思いの荒木さんらしい質問でした。
内定を頂いてからの学生時代、新入社員の頃、そして、今日までの日々…。
いつでも、荒木さんが一番の相談相手でした。
守っていただいたこと、叱っていただいたこと、認めていただいたこと…
たくさん思い出されます。
本当に、私はお世話になりっぱなしでした。
まるで、親のように、いつも見守っていただいていました。
私はその優しさに甘えっぱなしだったなぁ…と、今になって反省しています。。
職場復帰の前夜、奇しくも、荒木さんが夢に出てきてくれました。
これには、朝目覚めてから驚きました。
『寺田ー!がんばれよー!』
そんなメッセージのようで、心がじわっとあたたくなりました。
私はまだまだ未熟者です。
荒木さんになにひとつ、恩返しできていません。
なにひとつ、胸を張って言えるような仕事ができていません。
だから、また一歩一歩、頑張っていこうと思います。
きっと、見ていてくれますよね、荒木さん。
まだこの現実をどこかで受け止められていないけれど、
それはみんな同じ。
みんなが大好きだった荒木さん。
だから、みんなで力を合わせて、これからも。
荒木さん、見ていてくださいね。
そして、ときには叱ってください、いつもみたいに。
『てらだぁ~!』って。
あの、笑顔で…。
本当に、ありがとうございました。
感謝の気持ちを胸に、前へ進みます。