新堀曜子先生の女性教室

新堀曜子先生の女性教室

毎週土曜 午前11:30~11:33
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の新堀曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 新堀 曜子先生
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「婦人科疾患について」

婦人科疾患とは、女性特有の病気のことですが、今回は、女性に多い病気の中から、子宮筋腫と子宮内膜症についてお話します。

まず、子宮筋腫は、子宮の筋肉の中にできる良性の腫瘍のことです。
婦人科疾患の中でも特に多い病気で、自覚症状はなくても、40代の女性の3、4人に1人が持っているといわれています。
主な症状は、月経量が多い、月経痛がひどい、不正出血などがありますが、筋腫のできる位置や大きさによって症状が異なります。
場所によっては、妊娠しにくくなったり、流産しやすくなったりします。
日常生活に支障をきたす症状がある場合は、手術や薬による治療が行われます。

次に、子宮内膜症は、子宮内膜やそれに似た組織が、子宮以外の場所にできる病気のことです。
主な症状は、寝込むほど強い月経痛、下腹部痛、排便痛、不妊などで、妊娠希望のある子宮内膜症患者のおよそ30%に不妊があると考えられています。
治療は、症状の種類や重症度、年齢や妊娠の希望などを総合的に判断して、薬や手術による治療が選択されます。
しかし、将来的に再発する頻度が高いことや、まれに癌化することなどから、長期にわたる経過観察が必要とされています。

婦人科の症状は、何となく気になっても、見過ごしてしまいがちです。
早期発見、治療のためにも、気軽に相談できる産婦人科のかかりつけ医を持ちましょう。