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「妊娠糖尿病」
妊娠中期以降に気をつけたい病気の一つが『妊娠糖尿病』です。
妊娠糖尿病になると、さまざまな合併症が起こるリスクや、将来、糖尿病になる可能性が高まるため、早期発見と適切な対処が必要になります。
妊娠糖尿病とは、妊娠中に初めて発見、または発症した糖代謝異常のことです。
最近では、妊婦さんの10人に1人が妊娠糖尿病になると言われていて、増加傾向にあります。
妊娠中は、エネルギー源となるブドウ糖を、赤ちゃんにより多く供給するため、血糖をコントロールする『インスリン』の働きを抑えるホルモンが分泌されます。
そのため、お母さんの血糖値は上昇しやすくなり、結果、妊娠糖尿病を引き起こす原因となります。
妊娠糖尿病になると、赤ちゃんも高血糖になりやすく、さまざまな影響があります。
お母さんは、流産や早産になりやすく、妊娠高血圧症候群や羊水過多症などの合併症も起こりやすくなります。
赤ちゃんは、巨大児になりやすく、難産になることもあります。
さて、福田病院では、毎年、11月3日の『いいお産の日』に合わせ、マタニティフェスティバルを開催しています。LDRの体験や病室見学、体験イベントなど、内容盛り沢山です。
お産や育児について学ぶ、よい機会だと思います。
妊婦さんだけでなく、ご家族皆様でのご参加をお待ちしています。