新堀曜子先生の女性教室

新堀曜子先生の女性教室

毎週土曜 午前11:30~11:33
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の新堀曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 新堀 曜子先生
OA

「妊娠糖尿病」

妊娠糖尿病は、近年、増加傾向にあります。
お母さんはもちろん、お腹の赤ちゃんにも、様々な影響が出るので、早期に発見し、治療することが大切です。

妊娠糖尿病とは、妊娠の影響で発症する糖代謝異常のことです。
妊娠中に初めて見つかるもので、糖尿病には至らないものを指します。

妊娠中は、エネルギー源となるブドウ糖を、赤ちゃんにより多く供給するため、血糖をコントロールする『インスリン』の働きを抑えるホルモンが分泌されることから、軽度の糖代謝異常が起こりやすい状態です。
そのため、妊婦さんであれば誰でも発症する可能性があり、妊娠糖尿病と診断される割合は、全体のおよそ12%に上ります。

妊娠糖尿病になると、様々な合併症や、流産・早産が起こるリスクが高くなり、将来的に糖尿病になる可能性も高くなるので、早期発見・治療が必要になります。
また、赤ちゃんも高血糖になりやすく、巨大児や胎児発育不全、胎児機能不全などのリスクが高まります。

妊娠糖尿病になりやすいリスクとしては、『家族に糖尿病の人がいる』『肥満』『35歳以上の高齢出産』『巨大児の出産経験』『妊娠中の急激な体重増加』などがあります。

妊娠中は、栄養バランスのとれた食生活や、無理のない範囲の運動で、妊娠糖尿病の予防を心がけましょう。

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