新堀曜子先生の女性教室

新堀曜子先生の女性教室

毎週土曜 午前11:30~11:33
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の新堀曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 新堀 曜子先生
OA

「妊娠中の皮ふトラブル」

妊娠中は、ホルモンバランスの変化で、皮ふにさまざまなトラブルが起こりやすくなります。

妊娠すると分泌が活発になる女性ホルモンによって、日光に対する過敏性や、シミ・そばかす、色素沈着が起こりやすく、ニキビもできやすくなると考えられています。
また、妊娠中は、かゆみを伴う皮ふ疾患にかかりやすいので注意が必要です。

妊娠性痒疹(ようしん)は、妊娠3ヶ月から4ヶ月頃、湿疹のような発疹が手足を中心に、
お腹や背中などに出て、出産まで症状が続くことが多い疾患で、初産婦よりも、経産婦に症状が起こりやすいとされています。
皮ふがカサカサしてかゆみを伴うため、冬場に多い乾燥肌に似ているのが特徴です。
原因は、はっきり分かっておらず、女性ホルモンの影響で、肌が乾燥しやすく敏感になるためと考えられています。
症状が出たら、早めに病院を受診しましょう。外用薬や内服薬での治療が行われます。

妊娠性皮膚掻痒(そうよう)症は、妊娠中期から後期にかけてみられ、全身にかゆみが出て、直接かゆみを引き起こす湿疹がみられない疾患です。
妊娠中に胆汁の流れが悪くなることが原因とされていて、掻くと引っ掻き傷や色素沈着になります。
かゆみが強い場合は、妊娠の時期と症状に応じて、保湿剤や内服薬が処方されます。

妊娠中のかゆみは、出産後には改善することがほとんどです。
皮ふトラブルを防ぐためにも、肌を清潔に保ち、こまめな保湿を心がけましょう。

プッシュ通知でTKUの番組やイベントの
最新情報をお届けします!