新堀曜子先生の女性教室

新堀曜子先生の女性教室

毎週土曜 午前11:30~11:33
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の新堀曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 新堀 曜子先生
OA

「妊娠と血液型」

血液型は、一般的に、ABO式とRh式の2方式で分類、識別されています。

輸血は、同じ型の血液でなければ、できないのが原則です。

A・B・O・ABの4種類に分類するのが『ABO式』。
Rh(+)とRh(-)に分けられるのが『Rh式』です。
日本人は、ほとんどの人がRh(+)で、Rh(-)の人は、およそ0.5%です。

血液型に関する妊娠のリスクには、『血液型不適合妊娠』があります。
ABO式では、主に、お母さんがO型で、お腹の赤ちゃんがA型かB型の場合に起こり、およそ1%~2%の確率で発症するといわれています。
ごく稀に、生まれた赤ちゃんに黄疸と貧血が現れることがありますが、程度も軽いことが多く、早い時期に処置できるので心配いりません。

Rh式では、お母さんがRh(-)で、お腹の赤ちゃんがRh(+)の時に起こります。
赤ちゃんの血液が胎盤を通してお母さんの体に入り、抗体ができてしまった場合、2人目以降の妊娠で、その抗体が働いて、お腹の赤ちゃんの赤血球を壊し、貧血や黄疸、胎児水腫を引き起こす可能性があるため、1人目の出産直後に、抗体を作らせない薬を注射するなどの対処法がとられます。

血液型不適合妊娠と診断されても、適切な管理と治療を行うことで、安心して出産することができます。

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