新堀曜子先生の女性教室

新堀曜子先生の女性教室

毎週土曜 午前11:30~11:33
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の新堀曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 新堀 曜子先生
OA

「妊娠中に気をつけたい食べ物」

妊娠中は、免疫力が下がり、食中毒にかかりやすくなるので、注意が必要です。
今回は、特に妊婦さんに気をつけてほしい食中毒と、避けたい食品についてお話します。
         
まず、『リステリア菌』は、生ハムやスモークサーモン、肉や魚のパテ、ナチュラルチーズなどに存在する菌で、加熱により死滅しますが、低温と塩分に強く、冷蔵庫で保管していても増殖します。
妊娠中は、普段よりも感染しやすく、重症化しやすいので注意が必要です。
また、妊婦さんが感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、流産や、新生児の髄膜炎、敗血症などの原因となります。
感染した場合は、早めに抗生物質を摂取することで、胎児への感染を防ぐことができます。

次に、『トキソプラズマ』は、多くの動物や鳥が持っている寄生虫の一種で、生ハムやレアステーキなど加熱不十分な肉や、猫の糞、土などから感染します。
一度感染していると、抗体があるため心配いりませんが、妊娠中に初めて感染すると、流産や早産のリスクが高くなり、胎盤を通して胎児に感染した場合、重い障害があらわれる可能性があります。
抗生物質の服用で、およそ半数の胎児感染が予防できるとの報告があります。

このほか、生の魚介類、特に二枚貝が原因となる『ノロウイルス』、生卵などが原因となる『サルモネラ菌』などがあります。

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