新堀曜子先生の女性教室

新堀曜子先生の女性教室

毎週土曜 午前11:30~11:33
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の新堀曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 新堀 曜子先生
OA

「妊娠中の子宮筋腫」

妊娠に気づいて、初めて産婦人科受診をする方もいると思いますが、同時に、子宮筋腫が見つかるケースは少なくありません。

子宮筋腫は、子宮の筋肉から発生する良性の腫瘍で、女性の病気の中でも特に多く、成人女性の5人に1人が持っているといわれています。
子宮筋腫が小さいうちは自覚症状がほとんどないため、妊娠して初めて子宮筋腫があることが判明する妊婦さんも少なくないのです。
患者数が多い年代は、30代~40代で、最近は、高齢出産が増えているため、子宮筋腫を持ちながら妊娠、出産する『子宮筋腫合併妊娠』の割合も高くなっています。

妊娠中に子宮筋腫が見つかった場合、筋腫の位置や大きさが、胎児の成長や子宮の形に影響しないものであれば、ほとんどの場合は、問題なく妊娠・出産できます。
しかし、筋腫のある位置や数、大きさによっては、切迫流産・切迫早産・前置胎盤・常位胎盤早期剥離・逆子などのリスクが高くなります。
また、出産においても、微弱陣痛や、赤ちゃんの回旋異常、分娩時の出血量が多い可能性があります。
帝王切開になるかどうかは、筋腫の位置と大きさなどによって判断されます。

妊娠中の子宮筋腫は、必要以上に心配することはありませんが、さまざまなリスクが高くなることを念頭に置いて、何かあったら、すぐに主治医に相談するようにしましょう。

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