新堀曜子先生の女性教室

新堀曜子先生の女性教室

毎週土曜 午前11:30~11:33
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の新堀曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 新堀 曜子先生
OA

「流産について」

流産とは、妊娠22週未満に、何らかの理由で赤ちゃんが育たないものや、途中で子宮の外に出てしまうものをいいます。

統計では、全ての妊娠のおよそ15%で流産が起こるとされています。
このうち、妊娠12週未満に起こる『早期流産』が80%と、そのほとんどを占め、残りの20%が、妊娠12週以降22週未満に起こる『後期流産』です。
また、年齢別にみると、20代~30代前半が15%前後、35歳で20%、
40歳では35%、45歳では60%となっており、高齢になるほど流産の確率は高くなります。

早期流産の90%以上は、胎児の染色体異常が原因で、これは、受精の瞬間に将来の流産が決まってしまうということです。
流産は、本人の注意や努力ではどうにもならない場合が多いということでもあります。
一方、後期流産の原因は、子宮筋腫、子宮奇形、子宮頸管無力症、絨毛膜羊膜炎などで、危険因子として、喫煙や肥満があります。

流産の兆候、症状は、出血や腹痛ですが、人により様々です。
もし、出血や腹痛があれば、流産の疑いがありますので、すぐに主治医に連絡し、必ず受診してください。

流産は、妊娠初期に一番多い疾患です。
あまり神経質になるのはよくありませんが、身体の異常を見逃さないようにしましょう。

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