新堀曜子先生の女性教室

新堀曜子先生の女性教室

毎週土曜 午前11:30~11:33
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の新堀曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 新堀 曜子先生
OA

「産後に気をつけたい症状」

産後6週間から8週間の産褥期は、お母さんの体が回復するのに重要な時期ですが、異常が起こる場合もあります。

子宮が回復していく過程で排出される、血液の混じった分泌物を『悪露』といいます。
通常、産後1週間は、ほとんどが血液で量も多い状態ですが、徐々に量が減り、茶褐色から黄色っぽいおりものになり、およそ1ヶ月程度でなくなります。
悪露は、子宮回復のバロメーターです。
『ピンポン玉くらいの血の塊が出る』、『いつまでも血液状で、出血量が多い』、『鼻をつくような悪臭がある』『悪露とともに激しい腹痛や腰痛、発熱がある』などの場合は、1ヶ月健診前でも受診してください。

母乳が乳腺に溜まることで炎症が起こる『乳腺炎』は、乳房の腫れや、軽い痛み、発熱があり、乳首の傷から細菌に感染し炎症が起こる『化膿性乳腺炎』は、悪寒と高熱を伴います。
症状に気づいたら、すみやかに病院を受診しましょう。

また、妊娠期・産褥期は、妊娠していないときと比べて、5倍から10倍も血栓ができやすいといわれています。
さらに、肥満の場合や帝王切開はリスクが高いため、弾性ストッキングを着用したり、こまめに水分を摂取し、産褥体操などで適度に体を動かすようにしましょう。

産後のお母さんは、赤ちゃんのお世話を優先し、自分のことは後回しになりがちです。
産後しばらくは、自分の体にも意識を向けて、過ごしてください。

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