新堀曜子先生の女性教室

新堀曜子先生の女性教室

毎週火曜よる9:54 OA
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の新堀曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 新堀 曜子先生
OA

「食中毒について」

妊娠中は、免疫力が低下するため、食中毒にかかりやすくなります。
また、胎盤を通して お腹の赤ちゃんに感染するものもあるので、特に注意が必要です。
         
食中毒とは、食中毒を起こす もととなる細菌やウイルス、有害な物質がついた食べ物を食べることによって、下痢や腹痛、発熱、嘔吐などの症状が出る病気のことで、その原因により、症状や発症するまでの時間などは様々です。
特に妊娠中は、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼす『トキソプラズマ』や『リステリア菌』などに注意しましょう。

『トキソプラズマ』は、家畜の肉や猫の糞、土の中にいる単細胞の寄生虫で、一度感染すると免疫が付きますが、妊娠中に初めて感染すると、胎盤を通してお腹の赤ちゃんにも感染する可能性があり、流産・死産・水頭症・運動障害などを引き起こすことがあります。
レアステーキなど加熱が不十分な肉や、肉を切った包丁やまな板で 生野菜を調理することでも感染します。
また、猫のトイレに病原体があることが多いため、猫のトイレ掃除は、家族に任せるようにしましょう。

『リステリア菌』は、土や川、動物の腸や魚介類など、自然界に広く存在する菌で、妊娠中は、通常より20倍以上も感染しやすく、重症化しやすいといわれており、流産や早産の原因となることもあります。
冷たい環境や10%以上の塩分にも耐えられるため、生ハムやナチュラルチーズ、スモークサーモンなど、冷蔵庫で長期保存でき、過熱せずにそのまま食べられる食品は、注意が必要です。

『トキソプラズマ』も『リステリア菌』も、加熱により死滅するため、調理の際は、食品の中心部を75℃で1分間以上加熱することを目安にして、十分加熱調理したものを食べるようにしましょう。

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