新堀曜子先生の女性教室

新堀曜子先生の女性教室

毎週火曜よる9:54 OA
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の新堀曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 新堀 曜子先生
OA

「妊娠糖尿病」

妊娠糖尿病とは、妊娠中に初めて発見された糖代謝異常のことで、糖尿病には至らない軽度のものです。妊娠前から既に糖尿病と診断されている場合や、妊娠中に糖尿病と診断された場合は含みません。

妊娠すると、分泌されるホルモンの影響によって、血糖値を調節するインスリンの働きが弱くなり、血糖値が上昇しやすくなります。
このため、妊婦さんの7%~9%程度は妊娠糖尿病と診断されます。
最近では、高齢出産の増加で、妊娠糖尿病も増加傾向にあります。

妊娠糖尿病は、妊娠中だけの一時的な糖尿病ですが、妊娠糖尿病になった人は、そうでない人に比べ、産後、糖尿病になる確率が、およそ7倍高くなり、メタボリックシンドロームの発症率もおよそ3倍高くなるため、産後2、3ヶ月で検査を受けるようになっています。
また、母乳育児は、母子が将来、糖尿病になる頻度を減らすことが分かっています。

血糖値が高い状態は、さまざまな合併症を引き起こします。
母体への影響としては、妊娠高血圧症候群、流産や早産、羊水過多など、赤ちゃんは、巨大児、新生児低血糖、新生児黄疸などのリスクが高くなります。
妊娠糖尿病は、自覚症状がほとんどないため、妊婦健診の血糖検査で早期に気づくことが大切です。

福田病院では、去年の4月に、糖代謝甲状腺内科を開設し、通院中の患者様が妊娠糖尿病と診断された場合に、診察と合わせて、必要な食事管理や運動管理などの指導を行っています。
また、当院のメディカルフィットネスクラブ コアラウェルネスでは、糖代謝甲状腺内科の患者様のための、運動プログラムも行っています。

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