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「妊活について(2)」
妊活について、今回は、自分の体を知るための基礎体温と、妊娠しやすい体づくりについてお話します。
基礎体温とは、体が安静な状態にあるときの体温で、人間が活動するために必要な最低体温のことです。
毎日継続して測ることにより、体の変化やリズムを把握することができます。
細かい温度の変化を調べるために小数点2位まで検温できる婦人体温計を使用します。
朝目覚めてからそのまま起き上がらずに、できるだけ毎日同じ時間に舌の下で測り、基礎体温表やアプリなどで測定値を記録して、グラフ化します。
正常に排卵が起こっている場合、グラフは、排卵日を境に低温期と高温期の2相になります。
排卵の2日前から排卵直後が最も妊娠しやすいため、基礎体温表をもとに排卵日を予測して、妊娠のタイミングをはかります。
妊娠しやすい体づくりの基本となるのは、規則正しい生活習慣です。
良質な睡眠は、女性ホルモンの分泌を促進し、血流の改善、子宮や卵巣の働きの正常化につながります。
睡眠時間は6時間以上、夜は早めに休み、朝は毎日同じ時間に起きましょう。
食生活は、1日3回、栄養バランスのとれた食事をとりましょう。
さまざまな食材を取り入れ、体の基礎となる栄養素をしっかりととることが大切です。
適度な運動は、血流を良くして、新陳代謝を高め、女性ホルモンの分泌を活発にして、
正常なホルモンバランスの維持につながります。
体力づくりとともに、ストレス解消やリフレッシュにもなるので、楽しみながら続けられるものを選びましょう。
妊活は、それ自体がストレスになりやすいものです。
気持ちに余裕を持つことを心がけ、あまり気負わずに取り組んでいきましょう。