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「女性の体と妊娠」
女性には、妊娠して赤ちゃんを産むという生殖機能が備わっています。
しかし、妊娠・出産ができる期間には限りがあり、
思ったとおりのタイミングで、必ず妊娠できるというわけではありません。
女性の体では、およそ月に1回、成熟した卵子が、卵巣から1つ排卵され、卵管が卵子を吸い込み、卵管まで辿り着いた精子と受精し、受精卵となって、細胞分裂しながら子宮へ移動、子宮内膜に着床することで、はじめて妊娠が成立します。
妊娠が成立しなければ、月経が起こり、次の妊娠への準備をはじめます。
また、女性の体は、女性ホルモンの分泌と深い関わりがあります。
中でもエストロゲンには、妊娠の準備、女性らしい体づくりだけでなく、肌のツヤやハリ、骨量の保持、血管の健康、血中コレステロールの調節、脳の活性化などの働きもあり、年齢によって分泌量が変化するため、女性のライフステージや健康に大きな影響を与えています。
思春期には、初潮を迎え、エストロゲンの分泌が増えていき、性成熟期には分泌が安定、更年期には、分泌が急激に減少し 不調が起こりやすくなり 閉経を迎え、老年期には、分泌がわずかとなり、生活習慣病などのリスクが高まります。
卵子の状態や女性ホルモンの分泌などから、妊娠に最も適している年齢は、20代前半から30代前半くらいだといわれています。
加齢とともに、不妊や不育、流産などのリスクは、高くなっていきます。
【インフォメーション】
福田病院では、3月8日の国際女性DAYに合わせ、『産婦人科だからこそ伝えたい性教育』と題して イベントを開催いたします。
対象は、高校生と中学生です。
参加のお申し込みは、福田病院ホームページから、締め切りは2月末となっています。
詳しくは、ホームページをご覧ください。