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「食育について」
毎年6月は、『食育月間』です。
食べることは生きること。
生涯にわたる健康づくりのためにも、これを機会に、『食育』を意識してみましょう。
まず、食育とは、生きる上での基本であり、さまざまな経験を通じて、『食』に関する知識と、『食』を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てるものです。
お米、ごはんを主食として、肉や魚、豆製品による『主菜』、野菜・海藻・きのこ類・いも類による『副菜』に加え、適度な牛乳・乳製品や果物が加わった、バランスのとれた食事を『日本型食生活』といいます。
お米には、炭水化物・たんぱく質・脂質のほか、ミネラル、ビタミンなど、さまざまな栄養素が含まれています。
お米は、よく噛んでゆっくり食べることで血糖値の急激な上昇を抑えることができ、腹持ちが良く、脂質が少ないことや、食物繊維も含まれること、体脂肪になりにくいというメリットがあります。
さらに、近年の研究で、お米を中心に食べている子どもは、脳細胞の量が多く、IQも高いという結果も出ています。
福田病院では、食育に関する取り組みを長年続けています。
患者の皆さんに安全な無農薬栽培のお米を提供するため、34年前に開園した『福田病院 母と子の農園』で、田植えと稲刈りの体験学習『どろんこ交流会』を開催。
毎年、当院でお生まれの小学1年生と、そのご家族を招待しています。
田植えのあとは、農園でとれたお米や地元の食材を、手作りのお料理で味わってもらいました。
ごはんを中心とした『日本型食生活』で、栄養バランスのとれた食事を意識しましょう。