曜子先生の女性教室

曜子先生の女性教室

毎週火曜よる9:54 OA
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の福田曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 福田 曜子先生
OA

「里帰り出産」

里帰り出産は、出産前から産後しばらく里帰りをして、実家近くの医療機関で出産することです。

里帰り出産のメリットは、家族のサポートにより、産後のお母さんの身体的・精神的な負担が少なく、赤ちゃんのお世話に専念できることなど。
一方デメリットは、夫婦が離れて暮らすことや、移動の負担、育児に関する世代間のギャップなどがあります。
里帰り出産には、家族の理解と協力が不可欠なので、メリット・デメリットをふまえ、まずは夫婦で話し合い、納得したうえで、実家の家族に相談し、承諾を得ましょう。

里帰り出産をすることに決めたら、主治医に相談し、里帰り出産が可能かどうか確認しましょう。
大変稀ですが、特殊な合併症などで里帰り出産ができない場合もあります。
また、実家近くの受け入れ先の医療機関について、インターネットなどで情報を集め、自分が望む分娩方法が可能かなど、確認をしたうえで、早めに決めましょう。
分娩予約や初診の時期など、病院によって対応が異なるため、注意が必要です。
転院先の医療機関が決まったら、主治医に報告をして、紹介状を書いてもらいましょう。
実家への移動は、妊娠9ヵ月末の妊娠35週までには済ませるようにします。

福田病院でも、里帰り出産を受け付けています。
分娩は予約制ではありませんが、妊娠12週以降の方を対象に、転院時の初診予約を受け付けています。
また、里帰り出産の方には、分娩前後に必要なものを全て用意していますので、入院荷物の準備は必要ありません。
詳しくは、福田病院ホームページをご覧ください。

里帰り出産には、さまざまな準備が必要になります。妊娠中は疲れやすく、体調が不安定なこともありますので、早めに準備を進めていきましょう。

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