曜子先生の女性教室

曜子先生の女性教室

毎週火曜よる9:54 OA
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の福田曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 福田 曜子先生
OA

「妊娠したと思ったら」

多くの人が妊娠の可能性に気づく、最もわかりやすいサインは、月経の遅れですが、そのほかにも、さまざまな妊娠の兆候があらわれます。

月経の遅れに気づくのと同じ頃あらわれる兆候としては、おりものの量が増える、熱っぽい・微熱が続く、だるさ・眠気、胸の張り、便秘がちになる、貧血気味になる、イライラする、吐き気、肌の荒れ、腰の痛み、などがあります。
これらの症状は、妊娠によって体のホルモンバランスが劇的に変化するため起こります。

もし、妊娠したと思ったら、まずは市販の妊娠検査薬で調べてみましょう。
妊娠検査薬は、妊娠が成立すると分泌されるホルモンを、尿の中から検出するもので、月経開始予定日から1週間過ぎたころを目安に、検査するようになっています。
現在市販されている妊娠検査薬は、かなり精度が高くなっているため、陽性反応が出たならば、ほぼ間違いなく妊娠していると思ってください。

もし、陽性反応が出た場合は、早めに産婦人科を受診し、正確な診断を受けましょう。
妊娠検査薬では、妊娠の有無はわかりますが、正常な妊娠かどうかの判断まではできず、子宮内膜以外の場所に受精卵が着床する異所性妊娠などの異常妊娠の可能性もあるため、早めの受診で発見されることが重要になります。

妊娠初期は、お腹の赤ちゃんの主要な器官がつくられる重要な時期なので、妊娠に早く気づくことは、母子の健康にとっても、大切なことです。
心当たりがある場合には、早めに病院を受診しましょう。

福田病院から、年末年始の外来診療についてのお知らせです。
年内は30日まで、新年は1月3日から、通常通り診療いたします。
詳しくは、福田病院ホームページをご覧ください。
【お問い合わせ 福田病院 096-322-2995】

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