女性特有の病気には、早期に治療をすれば完治するもの多くあります。
少しの不調を見逃さないためにも、気軽に相談できる 女性の『かかりつけ医』をもちましょう。

かかりつけ医とは、健康に関することを何でも相談できて、最新の医療情報を熟知し、必要なときは 専門の医師や医療機関を紹介してくれる、身近で頼りになる医師のことで、女性のための かかりつけ医が、産婦人科医です。
産婦人科は、産科と婦人科の両方を兼ねていて、妊娠・出産に関する診療だけでなく、思春期から高齢の方まで、幅広い年代の女性を診療しています。

産婦人科は、妊娠してから行く病院というイメージが強いため、受診のハードルを高く感じる方もいると思いますが、女性特有の疾患は、症状が出るころには重症化しているケースもあり、将来妊娠を望んだときに、トラブルが判明することもあります。
インターネットの普及により、健康情報もすぐ手に入りますが、全てが正しい情報とは限りません。
体の悩みを、いつでも相談できる　かかりつけ医をもつことで、正確な診断や、病気・トラブルの早期発見につながり、的確なアドバイスを受けることができます。

女性は、年齢によって分泌量が変化する女性ホルモンの影響により、年齢とともに健康トラブルも変化していきます。
『思春期』には、月経異常、痩せすぎ、性感染症など。
『性成熟期』には、乳がん、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮頸がんなど。
『更年期』には、更年期障害、生活習慣病、子宮体がんなど。
『老年期』には、骨粗しょう症、尿失禁、認知症などがあります。

女性特有の症状などは、なかなか人に相談しづらいものです。
自分の健康について一緒に考えてくれる、かかりつけ医を早めに探しておきましょう。