金曜日といえばこのコーナー 金スペ

アレもコレもお任せ!週末すぐ行ける旅の提案も
担当 : 安井まさじ 他 (c)YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD

熊本博物館 明日からリニューアル!

今日の金スペは、明日12月1日からリニューアルする熊本市中央区古京町にあります、熊本博物館から生中継でお送りします。実に3年半振りのオープンということで、待ち望んだ方も多いでしょう。博物館の入口となるエントランスも綺麗になって、以前はなかったグッズの販売コーナーも出来ています。そしてもちろんプラネタリウムもあり、新しい物語の上映も明日から始まります。1階は、以前は動物のはく製などが展示されていましたが、展示エリアも一新! 「熊本の歴史」に関連するエリアになりました。しかし皆さん、リニューアルして何が変わったのか!それは展示品が変わったんですが、合わせて4100点という、ほぼ初公開の展示品ばかりなんです!では、博物館の学芸員の福西さんに教えていただきながら行きましょう!


『よろしくお願いします。まずは、何と言っても入口にあります、この御座船「波奈之丸」です。藩主細川家の参勤交代のために造られた船で、海で使われた御座船としては国内で唯一現存し、国の重要文化財に指定されています。日本最大級の展示物なんです。そしてこちらは、国指定重要文化財である球磨郡免田才園古墳から出土した日本で3枚しか出土していない金で装飾された鏡の鍍金鏡や、鉄の地板に金銅板で装飾した馬具の金銅装馬具です。これは、人吉盆地の有力者と大和政権との密接な関係が考えられています。そして、ここからは熊本の歴史が展示されています。』


『旧石器時代に人類が海を渡って初めて日本列島にやってきました。そして縄文時代に入り、はじめて土器が作られ、煮炊きによって食生活は大いに改善しました。その後、中国大陸や朝鮮半島から、再び多くの人々が日本列島にやってきて、新しい道具や稲作文化を伝え、次第に縄文の人々と同化していき、稲作などが始まったんです。古墳時代になると、墓に価値を見出す時代で大きな古墳は墓であるとともに権力者の象徴でした。美里町で出土した装飾古墳は、実際の物で、見えづらいですが、絵なども刻まれています。その後、各地の有力者が土地と人々を直接支配していた時代から、律令という法律を基にして朝廷が中心となって政治を行う中央集権の時代になっていきました。』


『そして、これが私の専門なんですが、ここは「現代に繋がる暮らし」を展示しています。第二次世界大戦後、焼け野原になっていた熊本市も復興していき、民主化政策が進む中、市民の生活も大きく変わっていくんです。』


さあ、2階には、熊本の自然に関連する化石や生き物たちが展示されているんですが、とても大きな物まであるんですよ。この「コウガゾウ(ステゴドン)」という絶滅したゾウの仲間なんです。熊本の生態については、学芸員の清水さんに教えていただきましょう。こんな大きなゾウが熊本にもいたんですか?


『そうですね、この標本は熊本で発掘されたものではありませんが、このアゴの部分の化石、臼歯化石が天草で発見された事で、熊本での生息も確認されたんです。しかもこれは状態が凄く良いので、貴重な資料となっているんです。この臼歯化石から、日本列島と大陸のつながりとゾウの進化の関係を紹介しています。』


そして、こちら「地質展示エリア」です。凄い数の石が並んでいます。こちらは県内最古の岩石から現代まで5億年におよぶ熊本の大地の歴史を紹介しています。そしてあちら側には熊本県内に生息する生き物が展示されているんです。ここに来れば、動物から魚まで、熊本には本当にたくさんの生き物がいることが分かりますね。この「江津湖の多様性」というコーナーは、清水さんが考案されて、展示されているんです!しかもほとんどのはく製、清水さんが自ら取ってきたんですよね。


『もちろんです。どれも面白い生態で、1つが欠けると生態が崩れてしまうんです。ちなみに、この「貝とタナゴとヨシノボリ」の生態ですが、非常に面白いんです。タナゴは二枚貝の殻の中に産卵して、卵を守ってもらうのですが、このヨシノボリは、タナゴの稚魚を食べてしまうんです。こう見ると、タナゴにとってヨシノボリは必要のない敵になるんですが、実は二枚貝はヨシノボリに寄生しないと幼生から成長出来ないんです。なので、タナゴにとっても二枚貝がいないと稚魚が育たない、ということで、この生態が崩れるとダメになってしまうというわけなんです!』


さあ、ここからは子どもが楽しめる科学の実験をご紹介しますよ~。熊本博物館 研究員の山口さんです。よろしくお願いします。


『博物館もリニューアルしまして、この科学・工作室も新しくなりました。明日のオープンから、無料で体験できる「子どもの科学・ものづくり教室」を行っていきますので、ぜひ遊びに来てくださいね!』


明日は、「虹のスリット作り」が体験できます。毎週土日と祝日に、この「子どもの科学・ものづくり教室」は開催されていまして、体験は無料となっています。明日は午後1時15分~と午後3時からの2回行われます。明日以外は、予約制のものもあるので、その際はご確認ください。
このほか、現在新しく建てられている熊本城のシャチホコのモデルになった物や、こちらの展示物と関連しなかった物で、貴重な物を特別に展示されている物を見れます。是非とも、一新された熊本博物館に来てくださいね!


熊本博物館
住所 熊本市中央区古京町3-2
TEL 096-324-3500
Googleマップ で見る
プッシュ通知でTKUの番組やイベントの
最新情報をお届けします!