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全国から大注目! 県内各地でくまモンが大暴れ!?
担当 : くまモン ©2010 熊本県 くまモン

合志市のほうれん草

今回は、合志市幾久富にあります、これから旬を迎える「ほうれん草」を栽培しているビニールハウスからです!何やら熊本でここだけしかないという特別なものらしいんですよ!何が特別なのか、生産者の松崎さんにお話しをお聞きしましょう。

『ここには10棟ですが、七城町や植木町など県内におよそ100棟のビニールハウスを持っています。年間7トン栽培しています。』

こちらのビニールハウスは、何やら最新の設備が搭載されているんですよね? おお!!霧が!!これは何ですか?

『これは気化熱の原理で、霧状にして噴射した水がほうれん草の熱を奪い、生育に適した温度を保ってくれるんです。合志市の土壌はほとんど火山灰土で、水が抜けやすいのですが、これで最適な温度と水分を与えられます。水の量も、最初に機械に打ち込んだらあとは自動で出してくれます。この設備のおかげで質の良いほうれん草が一年中作れるようになりました。品種はミラージュという一般的なものです。熊本の平野部で一年中ほうれん草が作れるのはこの設備を持っているウチだけなんですよ。ウチで作っているほうれん草は生でも美味しく食べられます。また、土壌に合わせた“こだわりの肥料”を使っています。徹底した温度や湿度の管理も味に影響してきます。』

生でも美味しいこのほうれん草をさらに美味しくする調理方法を教えて頂きましょう♪

『はい。まずは生の味を生かしたサラダです。材料はほうれん草とオリーブオイル、そして塩です。まずは、ほうれん草を適当なサイズにちぎって、オリーブオイルとあえます。そして塩を振りかけたら完成です!次は、ほうれん草のベーコン炒めです。材料は、ベーコン、ほうれん草、塩コショウです。まずは、フライパンでベーコンを炒めて脂を出します。そこにほうれん草を入れて、塩コショウをしてサッと炒めたら出来上がりです!』

いや~本当に美味しいほうれん草ですね。しかし、松崎さんはなぜほうれん草作りにこだわっていらっしゃるんですか?

『県内のほうれん草の生産量は年々減ってきており、平成元年のおよそ3割程度になってしまいました。その背景にはほうれん草の管理の難しさからやめられる場合や、高齢化による生産者の廃業など様々です。そのおかげで近年ほうれん草の値段は高騰しています。その現状を打開したくて、安定供給できる設備を用いて、ほうれん草の栽培を始めました。』

ちなみに、こちらのほうれん草は市場の3分の2程度の値段で出されているそうですよ!
販売している場所はコッコファームたまご庵になります。

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