ともに乗り切ろう

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宿泊業界の新たな取り組み

今回は新型コロナウイルスの影響を受け厳しい状況が続いているホテルや旅館を取材してきました。
緊急事態宣言が出たことでステイホーム期間は客足が減ってしまいましたが、コロナに負けず、今ならではの取り組みを始めた施設がたくさんあります。

ではコロナによって宿泊業界がどれくらい影響を受けたのかこちらをご覧ください。

まずは政府から要請があった都道府県をまたぐ不要不急の移動の自粛により宿泊客の要である県外・海外からの観光客が大きく減少しました。
県内39の宿泊施設が3月から6月まで、去年と比べてどれくらい宿泊客が減っているかというと、およそ85%減少、そして宿泊客減少による総損失額、県が出した推定ですが、およそ514億円超という数字が出ています。
さらに緊急事態宣言を受け4月~5月の期間に休業した施設の数ですが、熊本県が県内の宿泊施設にアンケートを行い、35の施設が回答してくれました。35件中、28件が休業。大きなダメージを受けた宿泊業界ですが、県外や海外からの観光客を取り入れることが難しい中、 県民へ向けた今だけの取り組みを始めています。まずは人吉市のとある旅館を取材してきました。

人吉の女将たちが独自で考えた「ひとよし応援アンバサダー」
実はこのプランとても人気で、2日前に定員数に達し終了してしまったんですが、かたらんね用に先着5名まで特別に受け付けていただけることになりました。
応援アンバサダーになりたい方はこちらまでご連絡ください。
■人吉観光協会 0966-22-1370 (先着5名まで)

ちなみに人吉市以外にも、地域を応援するためのキャンペーンがあります。
まずは山鹿市の「GO TOやまがキャンペーン」こちらも最大5000円を市が補助、さらに宿泊者は、各旅館が選んだお土産をもらうことができます。 「GO TO山鹿キャンペーン」で検索してみてください!

続いてまずは天草市 「地域の魅力再発見キャンペーン」
こちらは天草市民限定のキャンペーンになります。宿泊費の半分、最大で6000円を助成、さらに天草の観光商品券1000円分がもらえます。

続いては15日に始まった熊本市 「プレミアム宿泊クーポン」
こちらは県民ならだれでも市内の旅館やホテルにお得に泊まれます。熊本市の場合は5000円または1万円のクーポンを半額で購入でき、クーポンを使って宿泊できます。
熊本国際観光コンベンション協会のホームページからクーポンを購入し、宿泊する施設に予約する際、クーポン利用の旨をお伝えください。

そして上天草市 「緊急宿泊助成キャンペーン」
こちらは対象となる宿泊施設の観光体験やお買い物券付き宿泊などの利用で最大5000円が助成されます。

それぞれの対象施設や詳しい利用方法などは各ホームページに載っています。中には人気の旅館など既に埋まってきているようですので、ご利用の際はお早めにお申し込みください。

どのホテルも感染予防対策を行い、安心して宿泊できるよう工夫していますので、県民みんなでこの状況を乗り越えていきたいですね。 この機会に県内のホテルに泊まって、地元の魅力を改めて感じてみてください。

ホテルでは、新しいサービスや、この状況を逆手に取ったアイデアプランがあります。まずは感染予防対策による期間限定のお得プランということで阿蘇市の湯巡追荘旅館の魅力の1つである温泉、公衆浴場では利用客同士が密接になりやすいということで、お風呂付の部屋は安心ですがそうでないお部屋、お風呂のついていない部屋には、料金そのままで家族湯を貸し切りでセットにしてくれます。すべてのお客様がプライベート感のある形で温泉を楽しんでほしいという思いから、このようなプランを6月いっぱいまで設けているそうです。
そして新しい生活様式に伴い、空室を利用した0泊プランというのも始まっています。まずは家族や友人同士に向けたプラン。菊池市の城乃井旅館ではお部屋での休憩、食事、貸し切り風呂がついた宿泊しないで楽しむプランが始まっています。個室でゆっくり休めるので、人と接触することはないですし、日帰りで行く新しい観光スタイルが今年は増えそうですね。

さらにビジネスマン向けの0泊プランが、テレワークでホテルの空室を利用しようというプラン。ネットの環境も良いですし、普段行っていない部屋での飲食などのルームサービスも特別に対応してくださるそうです。

さて様々な取り組みやサービスを紹介してきましたが、今後もこういった取り組みや新たなアイディアが出てくると思います。厳しい状況はおそらくまだ続くと思いますが、熊本地震の時のように県民みんなで乗り越えていきたいですよね。


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