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熊本地震本震から5年 亡くなった大和晃さんの両親が黙とう

熊本地震の本震で犠牲となった阿蘇市の大学生の両親が、16日本震の発生時刻に現場近くを訪れ、祈りを捧げました。
16日午前1時すぎ、南阿蘇村河陽を訪れた阿蘇市に住む大和 卓也さんと忍さん夫婦。
次男・晃さんは、前震で被災した友人に水などを届けた帰りに、南阿蘇村の阿蘇大橋近くで本震に巻き込まれ犠牲となりました。
両親は持ってきたロウソクに火をつけると、本震が起きた午前1時25分、晃さんが見つかった谷底を見つめながら静かに祈りを捧げました。
【父・大和 卓也さん】
「だんだん本震の時間が近づくにつれて(晃の乗っていた)車が近づいてきてたんだなと、できれば…来てほしくないと心の中で叫んでいた」
夜が明け、父・卓也さんは南阿蘇村立野側の土砂崩れ現場も訪れ、花を手向けました。
【父・大和 卓也さん】
「当時からすると、見た目も変わってきていて、確かに復興が進んでいる気がする。ただ見た目だけが変わって(生活や心は)まだまだ」
現場近くでは、新阿蘇大橋や国道57号線が開通し、多くの車が行き交いますが、母・忍さんはまだ道を通る気にはなれず、現場に向かう卓也さんを見送りました。
【父・大和 卓也さん】
「モノではなくて人が伝えていくべき」
卓也さんは、観光地化する震災遺構について「モノとして残すだけではなく語り継ぐ人もいなければいけない」と話しました。

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