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旧熊本市民病院 一部解体せず売却の方針

解体工事がストップしている旧熊本市民病院について専門家は、地下水の影響があるとして「一部を解体せずそのまま残す」という結論を出しました。
市は、住民説明会を開き工事を再開する方針です。
29日の会議で専門家は、地下の水の流れは複雑で、たまった水を排水しながら解体しても地下水の侵入を止められない可能性があると指摘。
「一部を解体せずそのまま残す」という結論を出しました。
【田上委員】
「裏側が住宅地なので、短期間で振動なしに施工を終わってほしいというのが希望と思う。地下水のリスクを考えたら(水面から)出ている部分を短期間でとるのが易しい」
地下の構造物のうち、水面より上に出ている部分を撤去する方針でアルカリ性が高い水の排水方法も、検討します。
また、工事再開にあたっての騒音や振動対策として、住宅のある北側と東側に新たに深さ10メートルの鋼鉄製の矢板を一部を二重にして設置するとしました。
【傍聴した住民】
「方向性はいい。そのまま工事したら一面、水になっていたと思う」
【熊本大学名誉教授 北園芳人会長】
「水を抜いても出てくるということ(跡地には)平屋くらいは建てられるだろう」
会議は今回で終了。
熊本市は10月上旬にも答申を受けて住民説明会を開き、工事再開の時期を決定したいとしています。
市は解体終了後に埋め戻して更地にし、売却する方針です。
旧熊本市民病院の解体工事をめぐっては、周辺住民から騒音や振動の訴えが寄せられ、3つの建物のうち南館と北館の地下を解体中の去年10月、工事を中断しています。

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