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熊本地震から5年半 仮設住宅にはいまだ64世帯が

2016年4月に発生した熊本地震の前震から、14日で5年半です。
熊本県は仮設住宅の入居者が9月末時点で184人となり、前月より30人減少したと発表しました。
一方、災害公営住宅での新たな生活にも新型コロナの影響が及び、近隣の人たちの交流を待ち望む声が聞かれました。
熊本県内の仮設住宅入居者は9月末現在で64世帯184人となり、熊本市、益城町、西原村の3市町村のみとなりました。
私たちは、去年4月に仮設住宅から災害公営住宅に移り、新たな生活を始めたご夫婦の元を訪ねました。
【古庄 弘士さん】
「おひさしぶりです」
古庄 弘士さん、83歳
地震前は、益城町木山で約60年間、理髪店を営んでいました。
【古庄 弘士さん】
「やっぱ、仕事が出来んのが辛い」
倒壊した壁 消防隊員「隊長!」
【古庄さん】
「2階が下に落ちた。押しつぶして2人、入っている。音沙汰がない」
前震の直後、向かいに住む親子の捜索を見守る古庄さんに出会いました。
着の身着のまま避難所に向かいましたが、かろうじて倒壊を免れた店舗兼住宅は、本震で全壊しました。
【当時の中継・古庄さん】
「頑張ろうとは思っている。年が年で、いろいろ考えている」
使えそうな道具を取り出し、理髪店を再開しようと張り切っていました。
「私じゃないとだめというお客さんがいるんですよ」
しかし、道路の4車線化計画で立ち退きを余儀なくされ、さらにその後、交通事故に遭いました。
体調を崩した古庄さんは店の再建を断念。
4年近くの仮設暮らしを経て、去年4月、災害公営住宅に入居しました。
【古庄さん】
「楽しみが何もない」
「前はボランティアとかテレビの人とか来てたけど」
仮設住宅の集会所では、趣味のカラオケや体操教室など顔の見えるご近所づきあいがありました。
しかし、新型コロナの影響で町内のイベントやサークル活動は軒並み中止に。
唯一の楽しみは、元気な子供たちに会える登下校時の見守り活動だといいます。
【古庄さん】
「(近所の人と)顔を合わせれば『こんにちは』と言うけど、めったに家から出ないから」
近所には1人暮らしの高齢者も多く、古庄さんは、1日も早くにぎやかに過ごせる日が来ることを願っています。

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