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電動カートの注目度高まる 理由は?【熊本】

高齢者の自動車運転免許返納後の移動手段として、電動カートが注目されています。
乗るときのルールや性能などについて取材しました。
こちらは、1年ごとの自動車運転免許を返納した人の数を表したグラフです。
熊本県によりますと、2011年に運転免許を返納した人は840人。
その後、右肩上がりとなり、おととしは1年間で7000人以上が返納しています。
去年は約6700人。
今年は8月末時点で、すでに4000人近くが免許を返納しています。
免許返納者が増える中、返納後の移動手段として注目されているのが…
【熊本ヤマハ 羽隅大輔さん】
「これは『電動カート』といって、免許のいらない歩行者扱いの乗り物になります」
熊本ヤマハによりますと、例年、県内で40台ほどだった電動カートの販売台数は去年は約60台と1.5倍に。
今年も8月末時点で、すでに約40台売れているということです。
【熊本ヤマハ 羽隅大輔さん】
「最近の免許返納の流れの中で返納した方、これから返納を考えている方々から問い合わせをたくさんいただいています」
利用する人の多くが高齢者ということもあり、操作方法は簡単です。
【熊本ヤマハ 羽隅大輔さん】
「操作レバーを引き上げている間動いて、レバーを離せばブレーキがかかって止まります。前進と後進を切り替えることができハンドルで進む方向を決めます」
歩行者扱いとなる電動カート。
道路交通法で最高時速は6キロまでと決まっています。
【熊本ヤマハ 羽隅大輔さん】
「こちらに充電用のコードが内蔵されていて、これを(家庭のコンセントに)差し込んでいただくと充電が始って充電が終わると勝手に切れます」
フル充電で、約30キロメートル走行が可能です。
【ON】
「助けてください」
メーカーによってはいざという時、助けを呼ぶことができる機能も。
また、急な上り坂では注意を呼びかける機能もあるなど、安全面も配慮されています。
【熊本ヤマハ 羽隅大輔さん】
「長い距離を歩いて移動する必要がなく、重い荷物も載せて運ぶことができるので安全に使っていただければとても利用価値の高いものだと思います」
熊本ヤマハでは、販売だけでなく年単位での貸し出しも行っています。
一方、熊本県内の自治体で…
【やり取り】
「新聞で見て、いいなーと思ってたもん」
高森町では、今年2月から70代以上の免許返納者を対象に電動カートの貸し出しを始めました。
【高森町住民福祉課 石田 昌司 課長補佐】
「どうしても田舎なので、免許返納が進まないのが現状で、少しでも免許返納を推進するためにこういった事業をやってます」
料金は保険料込みで月2000円。
この日、レンタルを始めた佐藤イチ子さんを含め、これまでに12台を貸し出しています。
【やり取り】
「慣れるまではやや遅めの速度、3~4キロの速度で運転することをお勧めします。また下り坂では2キロ以下の速度で運転することをお願いします」
【佐藤 イチ子さん】
「(免許の期限は)あと2年あったけど、もう無理しないで返納しようと思いました。(家が)町中からちょっと離れているからやっぱり電動カートがいるんですよ。町中くらいまでならこれで行けるからですね。練習します」
【阿蘇南部地区交通安全協会 大塚 弘倫 会長】
「イスにでも座っているような感じでゆっくりしてください。じゃあ前に進みましょうか」
後日、運転する上で重要な交通ルールなどの講習会も、交通指導員によって行われます。
【阿蘇南部地区交通安全協会 大塚 弘倫 会長】
「大きい道に出るときには、一回止まってゆっくり前に出て右左を見てください」
【やりとり】
「歩行者扱いだから必ず右側通行です」
「(車とは)反対ですね」
歩行者扱いの電動カート。
右側通行はもちろん歩道がある時は歩道を通行。
道路を渡りたいときは、横断歩道を渡らなくてはいけません。
【阿蘇南部地区交通安全協会 大塚 弘倫 会長】
「何しろ慣れれば非常に便利なものだと思うので、初心を忘れず安全運転をしてほしいなと思っています」
【佐藤 イチ子さん】
「車がないと不自由だけど、これがあればそこらへんまでは行ける」
自動車運転免許を返納した後の強い味方です。

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