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不登校の小中学生にオンライン学習支援(熊本)

特集です
熊本市教育委員会が不登校の小中学生にオンラインで勉強を教える取り組みを試験的に行っています。その仕組みやねらいを取材しました。

熊本市中央区の本荘小学校です。
【中原リポ】
「こちらの教室では不登校の子供たち専用のオンライン授業が行われています」

「不登校」の子供たちへのオンライン授業は熊本市教育委員会がことし9月から
試験的に行っているもので市内全域の希望者が対象。
小学生には本荘小から、中学生には芳野中から配信されています。
担当するのは、これまで学校現場で子供と接してきたベテランの先生です。

【西尾教諭と天野支援員】
「みなさんおはようございます」

子供たちから声が出ることはないものの先生の呼びかけにチャットで応じる子もいます。

【西尾環 教諭(61)】
「1カ月ちょっと一緒にやってきたのでだんだんわかってきたかな」

【天野和也 オンライン学習支援員(60)】
「きょう初めて反応した子がいました」

この日は感謝の気持ちを込めたイラストが送られて来ました。文部科学省の調査によりますと年間30日以上欠席する『不登校』の児童生徒はここ数年増加傾向で
中学生では25人に1人の割合です。
熊本市の不登校の児童生徒は昨年度1542人。
前の年度より176人増加しています。

【熊本市教育委員会 総合支援課  川上敬士課長】
「熊本市がやってきたさまざまな不登校の対策は学校復帰を目指していたが、そうではなくて、まず子供たちのきちんとした学力保障を何らかの形でやっていけないかと」

オンライン学習支援体験にはこれまでに想定の3倍の小学生37人中学生84人が申し込み、関心の高さがうかがえます。
この学習支援を始めるきっかけになったのは新型コロナによる休校中のオンライン授業でした。
不登校の子供たちの多くがオンライン授業には参加できある中学生は教諭の個別サポートを受けて再び登校できるようになったといいます。

【熊本市教育委員会 総合支援課 川上敬士課長】
「今までは学校か家かフリースクールなどしかなかった。オンラインは子供達にとってよい距離感」

それぞれの学校での対応は負担が大きくなるため市教委は拠点となる学校から配信する仕組みを考えました。
学習支援の体験は1コマ20分のゆったりとした時間割で国語・算数・プログラミングなどを学びます。
【天野先生】
「みんなすごいね、やれるね!」
【天野先生】
「子供にとって学校は窮屈とか人間関係があって行きたくないという子には1つの選択肢としてこの取り組みがあればいいと思う」

保護者へのアンケートではこのような声が寄せられました。
【保護者の声】
「家で1人で過ごしていると取り残されているように感じるのでつながる場所があるだけで安心感がある」「学校に行けたり行けなかったり親子で疲れきってしまってオンライン学習はありだがいです」

市教委は今年度の成果を検証し来年度、本格導入する考えです。

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