熊本のニュース一覧

寝たきり芸人あそどっぐさん ロボット!『最先端の働き方』【熊本】

5日の特集です。
寝たきりのお笑い芸人として活躍している合志市のあそどっぐさんが去年6月から新たな仕事を始めました。勤務先は東京!しかもロボットになるという『最先端の働き方』を取材しました。

熊本市で毎週開かれているお笑いライブ。
熊本などで活躍している芸人たちとともにステージに立つのは寝たきり芸人として活躍するあそどっぐさんです。

【大喜利ON】
「さあいきます、あそどっぐさんの答えは何でしょう。『ヒライの弁当の新商品、
ちくわの中身とは』」「これが一番言いたかったんですよ夢と希望・・・」「優勝!!!あそどっぐ」

1年8カ月ぶりのステージ、大盛り上がりです。

全身の筋肉が衰えていく『脊髄性筋萎縮症』で24時間介助を受けながら合志市で一人暮らしをしています。

お笑いステージやテレビ出演、講演会などで生計をたてていましたが、新型コロナの影響でおととし3月からほとんど仕事がない状態が続いていました。

【寝たきり芸人 あそどっぐさん】
「コロナが流行る前まではだいたい毎週末のようにステージの仕事があったけど
それ以降ゼロになって何とかしなきゃなっていう状態でした」

そこで去年6月から始めた新しい仕事というのが・・・・

【分身ロボット受け付けON】
「ご来店ありがとうございます。分身ロボットカフェDAWNへようこそ!」

東京・日本橋のオフィス街の一角にあるこちらのカフェ。
およそ20台のロボットが並ぶ『分身ロボットカフェDAWN』。あそどっぐさんの新しい職場です。分身ロボットカフDAWN ver.β
あそどっぐさんは週1回から2回勤務しています。
時間が来ると自宅のパソコンからカフェのロボットにアクセス、出勤します。
分身ロボットは外出が難しい人の孤独を解消しおうと東京の企業『オリィ研究所』が開発したものです。分身ロボット『OriHime』
重度の障害を持つ人や家族の介護などで外出ができない人たちが『パイロット』ととしてロボットを遠隔で操作しています。
現在、国内外合わせて70人の『パイロット』たちが働いています。
【オリィ研究所 所長室 濱口 敬子さんON】
「操作はここに12個のジェスチャーボタンがあります。そこで手を動かしたり聞いてるよってうなずいたりすることができます。」
店内は食事エリアとカフェ、物販エリアと3つに分かれていて、パイロットたちは交替で勤務しています。
食事エリアではテーブルに常設してあるロボットがメニューの説明やオーダーを取ってくれます。
料理を運ぶのもロボット
【あそどっぐON】
「田舎から東京・日本橋のオシャレな人たちの接客ができるので不思議な感じです。いっぱい売るぞ~」
この日はカフェオリジナル商品の販売担当。
「あそどっぐさんお笑い芸人だって」「熊本でお笑い芸人やっています」「へー面白い」「デザインかわいいでしょう」「いただいていきます」「ありがとうございます」
【あそどっぐON】
「すごく可能性が広がったなと思います。今まで重い障害を持っていると働けないかもしくは自分みたいに自分で何か起業するか二択しかなくて選択肢がなくて今回のように一般の人とカフェで働けるというのは普通に働けるという選択肢が増えたのはすごいことだと思いました」

カフェでの仕事ぶりをみて一般企業にスカウトされるパイロットも多くいるといいます。

【オリィ研究所吉藤 オリィ 所長ON】
「あらゆる街というのは体が動くことが前提としてデザインされているんですよね
体が動かなくなった時のハンディキャップとかはそういったところに行けないとかじゃなくて出会いがなかったりとか、発見が無かったりとか機会がなかったり普通に道を歩いているとき寝たきりの人とすれ違うことはないけどそこですれ違うようなものを作りたいというのがあったのでここで分身ロボットカフェというのがそれができていればいい」

芸人、そしてカフェ店員として活躍の場を広げたあそどっぐさん。
今後さらに『職業選択、そして社会参加のバリアフリー化』が進めばと願っています。

プッシュ通知でTKUの番組やイベントの
最新情報をお届けします!