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eスポーツを通して高齢者の認知症予防や障害者の社会参加を【熊本】

6日の特集です
オンラインゲームで対戦するeスポーツ。このeスポーツを通して高齢者の認知症予防や障害者の社会参加を促す支援が県内で広まっています。
その仕掛け人となっている男性の思いに迫ります。

(eスポーツを楽しむお年寄り)
合志市の公民館で高齢者が夢中で行っているのはオンラインゲームで対戦するeスポーツ。
認知症予防などにつなげようと去年10月から始まった新たな事業です。
【カーレースゲームに挑戦した92歳の女性ON】
「頭使わなん。まっすぐ行ったり、左行ったり自分のためになる」

【池田さんON】
「1人で黙々とするより一緒に競い合うことで高齢者も盛り上がる」
合志市などとともにこの事業を手掛けるのは高齢者や障害者を対象にしたeスポーツ事業を展開する『ハッピーブレイン』です。

ハッピーブレインの代表池田 竜太さん。
理学療法士でもある池田さんはこれまで病院や施設で働く中で障害者や高齢者に
孤独感を抱いている人が多くいると感じていました。

【池田さんON】
「楽しみも少なくなって交流も少なくなって希望が持てないなど(聞いてきた)」
池田さんはこの課題を解決する方法がeスポーツだと確信。
同僚だった作業療法士の園田さんと、電子機器に詳しい中尾さんとともにおととし起業。
障害がある人の家や施設でeスポーツができるように専門的なサポートを毎月定額で行っています。
同時にハッピーブレインは去年1月から毎月1回、eスポーツ大会を開いています。
全国の施設をオンラインでつなぎさまざまな交流を深めるためです。
【池田さんON】
「一般のスポーツだと重度の身体障害者が子供たちとは絶対張り合わないと思うけど、ゲームの中で対等にできるというeスポーツの面白いところ」「みんながごちゃまぜになって障害や年齢関係なくみんなが楽しめる世界を作りたいと」
12回目は全国から参加者が集まりました。
全身の筋肉が衰えてくる脊髄性筋萎縮症で寝たきりのお笑い芸人あそどっぐさんも
大会に参加した一人です。
動かすことができるあごや左手の親指だけでパソコン操作はできていましたが、ゲームができるよう整備してもらいました。

【あそどっぐON】
「あーもう負けた つよ!相手選手が強すぎて手も足もでませんでした」「いろんな人との交流が増えたというのもあるし、あごとかこう動かしていいリハビリになっています」

池田さんたちの取り組みに自治体も注目します。
高齢者の健康づくりやデジタル化、世代間交流などそれぞれの地域が抱える課題解決のためeスポーツを使った事業を行っています。
合志市・山鹿市・美里町

こういった取り組みで世界に羽ばたくベンチャー企業として表彰もされました。
九州・山口ベンチャーマーケットの大賞受賞

次にすすめようとしているのは重度障害者の就労支援です。
eスポーツでパソコン操作ができるようになり、仕事にも意欲を示す人もでてきているといいます。
(やりとり)
「筋ジストロフィーの人も一般企業と面接をする働けたらすごいなとeスポーツが地域貢献している」
福祉的なサポートでeスポーツ事業を展開する企業は全国でも珍しく、池田さんたちはほかにはない可能性も感じています。

【池田さんON】
「やり続けていけば世界につながっていくと思っているし、新しい発見があると思うし、課題解決や役に立つこととかあればどんどんチャレンジしてきたいなと思っています」

eスポーツで新たな世界が広がります。



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