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『ONE PIECE』の像を手がけた造型師の思い「熊本県のシンボルに」

7月23日、宇土市で人気漫画『ONE PIECE』のキャラクター『ジンベエ』の像がお披露目され、『麦わらの一味』の10体全てが揃いました。
これら全ての像を手がけた造型師の思いに迫りました。

「鮫瓦正拳~」

得意技の掛け声に合わせてお披露目された銅像は『ONE PIECE』のキャラクター『ジンベエ』です。

『ONE PIECE』は、熊本出身の漫画家・尾田 栄一郎さんが週刊少年ジャンプで連載中の漫画で、主人公の『麦わらのルフィ』が仲間と一緒に海賊王を目指す物語です。

7月22日に連載25周年を迎え、全世界でのコミックスの累計発行部数は4億9000万部を超えています。

その『ONE PIECE』が熊本地震からの復興を応援するプロジェクトの一つとして、船長の『ルフィ』を始めとした『麦わらの一味』の像が被災地に設置されていて、今回の操舵手『ジンベエ』の像で10体全てが揃いました。

この『ジンベエ』の除幕式ではその様子を見届ける1人の男性の姿がありました。

【造型師 丸山 達平さん】
「世界中から人が来るから恥ずかしいものは造れない。いつもの何十倍も時間をかけた」

造型師の丸山 達平さん。

『ジンベエ』を含む『麦わらの一味』像は富山にある竹中銅器が製作したもので、
その中で、全ての像の原型造りを担当したのが丸山さんです。

【造型師 丸山 達平さん】
「黒目の中にもちゃんと表情が出る造りにしてくれと最初は「何それ?」(と思った)作ったものの写真に(尾田先生が)線を入れてくれていた。尾田先生の指示をいただいて再現する それを何度も何度も繰り返した」

「『麦わらの一味』像は尾田さんの完全監修」と話す丸山さん。最後の10体目となる『ジンベエ』像については。
【造型師 丸山 達平さん】
「あぐらをかいたポーズで膝の上に子どもたちを乗せて写真を撮れるようにしたいなと。もう一つが、大きな盃を持っていて雨降ったときに水がたまって口に入る形。水が映える感じにしてあるのが今回の見どころ」

魚人族の『ジンベエ』の像は干潟で有名な有明海を一望できる住吉海岸公園に設置。大きな体で親分肌のキャラクター通りに訪れた子どもを膝に乗せていました。

【造型師 丸山 達平さん】
「あれが造りたかった。乗って座って写真を撮る。触れられる像はなかなかない。それがすごくいい」

漫画の中で『ジンベエ』は兄を失い自暴自棄となる『ルフィ』にこう言葉をかけます。

「失った物ばかり数えるな。ないものはない。まだ残っているものは何じゃ」

その言葉に『ルフィ』は大切な仲間の存在を思い出し、操舵手『ジンベエ』のかじ取りで新しい世界に船を進めます。

【男性】
「(復興に向けて)背中を押してもらっている感じがしてすごくうれしいです」
【コスプレした子ども】
「格好よかった」「すごく大きいと思った」

熊本県内に勢ぞろいした『麦わらの一味』。『ジンベエ』だけでなく、各地の『麦わらの一味』の像にも県内外から多くの人が訪れ思い思いのポーズで写真を撮っていました。

【山口から訪れた男性】
「山口から来ました。チョッパーとブルックだけでもと思って」
【北海道から訪れた男性】
「札幌です。ロビンの所(東海大学阿蘇校舎)も行ってきたんですけども、震災遺構があったがワンピースを通さないと行く機会はなかったと思う」

丸山さんの『麦わらの一味』像に込めた思いは。

【造型師 丸山 達平さん】
「熊本県のシンボルになってほしい。みんなが見たいと思うシンボルになってほしい」

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