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熊本にお笑いの文化を 芸歴20年の男性の思い

熊本にお笑いの文化を広げようと奮闘する男性芸人が熊本市にいます。
芸歴20年、プロの厳しさ、そして喜びを知る男性芸人の思いに迫りました。

熊本市の星野 竜馬さん 43歳。
職業は・・
【ライブON】
お笑い芸人です。

お笑いだけにとどまらず、スポーツ実況やイベントの司会など幅広く活躍しています。星野さんがお笑いに目覚めたのは中学生のころ。
友人に誘われ、学校で漫才をしたことがきっかけでした。

【星野さん】
「人を笑わせるのは楽しいことなんだなと。人が笑ってくれるとすごく生きている感じというか」

高校卒業後は、飲食店を経営。

しかし、お笑いの道をあきらめきれず23歳から東京に通いながらオーディションを受ける日々を送ります。

メディアの露出が少しずつ増えてきたころ、お笑いに対する考え方を大きく変える出来事がありました。

東日本大震災です。「被災地支援をする中で自分は笑顔をなくした人たちに何ができるのか」

お笑いとの向き合い方を模索する日々が続きました。

【星野さん】
「次のステップに進むためには笑顔って絶対必要だろうし、ちょっとでも笑顔になってくれたらとそういう思いが伝わってくれたりもしていて」

そして熊本地震…。地元を拠点に活動することを決めました。

【星野さん】
「最初、自分を売り出したくてやってきた10年。なんか自分も誰かのためにやらなきゃと思ってやってきた10年。さらに熊本地震まで起きてそこは芸人としての
立ち位置としては変わったかもしれない」

現在、星野さんは熊本市で飲食店を経営するパプリーさんと『熊本ラーメン王』というお笑いコンビを組んでいます。

パプリーさんは店にステージを設置。星野さんとともに毎週1回、ライブを開いています。毎週日曜日ヤングサロンコバベヤで開催
【ライブON】

星野さんたちはラーメン店を紹介するユーチューブチャンネルを開設しています。

新型コロナの影響を受ける飲食店を応援しようと2年前から始めました。
県内中心に約200の店舗を紹介。

星野さんが力を入れているのは後輩たちの育成です。

【ライブON】
「ショートコント、車を盗まれた沖縄の人」「ランクルないさぁ~」

【芸歴10年エンブンさん】
「すごくおとなしくて自分を出せなかったんです。父のような存在で恩替えしができたらと思います」

アドバイスを受けるのはお笑いを始めたばかりの熊本学園大学3年、龍之介です。

【熊本学園大学3年 龍之介さん】
「熊本って本当にないんですよ。お笑いができる場が。できる場を作ってくれるので本当に僕たちのことを思ってくれている」

【星野さん】
「お笑いをしたい人の環境を作れたらいいですし、熊本で夢を求める人の一歩の階段になれば」

後輩の育成に力を入れる理由は熊本を盛り上げようと志を同じくしたタレントの住永コウセイさんの存在がありました。

住永さんは病気で5年前に他界。『熊本芸能社』という会社を共同で立ち上げこれからという時でした。

【星野さん】
「地域回って目の前でネタを見てもらったりとかそういうのが大事だなと一緒に気づかせてもらったような人で」「住永さんがいたから、そのお笑いの文化がちょこちょこ広げられているんだよというのは後輩に伝えていきたい」

~(3月)~

この春、星野さんの芸歴20周年を記念したお笑いライブが開かれました。

出演者の本業は僧侶や銀行員など様々ですが、お笑いを愛する仲間や後輩たちです。

【龍之介さんも初ステージ】
「質問、あなたのプロポーズの言葉を教えてください。いや、ロマンチックですね。アンサー、僕とこれから3の倍数のように9で割り切れることを楽しんでください。どういう意味??」

【星野さん】
「熊本は若い芸人も負けず嫌いで努力するタイプが多いから刺激を受けます。楽しみです」

M1グランプリファイナリストも駆け付けました。

【M1グランプリファイナリスト お笑い芸人平井”ファラオ”光さん】
「熊本のお笑いやる場所って東京に比べて、そんなにないので一本の力の入れ具合がすごいなって」

「さあ、本日トリを務めます熊本ラーメン王!」

いよいよ星野さんたちの出番です。

【熊本ラーメン王ライブ】
「どうも~ありがとうございます。いろんな嫌な事件がまだまだなくならない。
僕が一番嫌いなのがオレオレ詐欺でございますよ。わ~出た。500万オレの口座に振り込んでほしいんだけど500万はちっと高っかごた。もうちっと安くなりまっせんどか。そげんお金があるならお墓ば作りましょうよ。なんでお墓か。お墓は家の記念碑っていうでしょうが」

会場は笑顔であふれました。

【観客2人】
「どれも個性的で楽しかった」「日本中に笑いを届けてほしいなと思います」

【星野さん】
「暗い時期なので一日一笑という一回以上、笑いましょうという熊本に、日本にしたい」「このお笑いという文化をもっと広がればいいと思います」

「熊本にお笑いの文化を広げたい」。

星野さんは地元の笑顔のためにきょうも奮闘中です。

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