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水俣病「マイクオフ問題」 環境相が発言遮られた男性らと再懇談【熊本】

環境省の職員によるいわゆる「マイクオフ問題」を受けた伊藤環境大臣と水俣病被害者団体との再懇談です。大臣は10日、懇談の席でマイクを切られ発言が遮られた男性などと面会しました。男性は「認定、未認定で患者を区別しないでほしい」と訴え、未認定患者の医療・福祉の充実を求めました。

【伊藤 環境大臣】
「水俣病の被害者の声を真摯に聞くという態度が欠如していた」

この問題はことし5月、水俣病被害者団体との懇談の席で、環境省の職員が団体側のマイクをオフにして発言を制止したものです。

再懇談2日目の10日、伊藤大臣は水俣病センター相思社を訪問。

1995年の政治決着を受け入れた未認定患者でつくる水俣病患者連合のメンバーと面会し、5月の懇談でマイクを切られ発言が遮られた松崎 重光 副会長に改めて謝罪しました。

【松崎 重光 副会長】
「(国と被害者の)双方が和解して水俣病は早く解決すべきだ。互いに腹割って話をして分かり合うことが一番幸せだと思う」

松崎さんは、未認定患者で去年、亡くなった妻のことを踏まえ「水俣病の症状に違いはないので、認定、未認定で患者を区別しないでほしい」と訴えました。

そして、団体側は大臣に対し、認定患者の療養介護施設である水俣市立『明水園』を未認定患者も利用できるようにすることなど福祉施設の拡充を求めました。

【伊藤 環境相】
「私としては(明水園に)未認定の皆さんが入れるように、環境省としては動きたい」

伊藤大臣はこのように述べ、施設を管理する水俣市に働きかける意向を示しました。

このほか、相思社に保管されている28万点にも及ぶ水俣病関連資料の保存・活用に前向きに取り組むとしました。

【伊藤 環境相】
「次世代にしっかり教訓を伝えていくためにはしっかり保存する必要がある。環境省として資料保存ついて皆さんと一緒に進めていきたい」大臣との再懇談を終えた松崎さんは、次のように述べました。

【松崎 重光 副会長】
「行政の方は責任感があるから『はい、いいですよ』とは言わない。国が起こしたことは県民の代表として救うべき」

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